やる夫を拾い読み
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やる夫がバシレウスになるようです 第五章 エウドキアの死611年10月、ヘラクレイオスは皇帝に即位するも 帝国をとりまく情勢は悪化の一途を辿っていた。 それに対しヘラクレイオスは帝国の立て直しを図ろうとする。 即位一年目、皇后エウドキアとの間に娘エピファニアが誕生。 また姪のマルティナを引き取って養育することとなる。 そんな中、エピファニアの誕生から間もなく 皇后エウドキアはまたも懐妊したのだが・・・。 □登場人物紹介 ヘラクレイオス一家 ◆ヘラクレイオス やる夫 本編主人公、皇帝 ◆エウドキア 翠星石（ローゼンメイデン） ヘラクレイオスの皇后 ◆テオドロス オプーナ ヘラクレイオスの弟、兄を支える常識人 ◆エピファニア 雛苺（ローゼンメイデン） ヘラクレイオスとエウドキアの娘 ◆マルティナ アナ・コッポラ（苺ましまろ） ヘラクレイオスの姪で共に暮らしている ◆ヘラクレイオス（父） やらない造 ヘラクレイオスの父（同名）、故人 ◆エピファニア やる夫母 ヘラクレイオスの母、空気 側近 ◆セルギオス やらない夫 コンスタンティノープル総主教、ヘラクレイオスの友人でもある。 ◆エウドキアの侍女Ａ 泉こなた（らき☆すた） ◆エウドキアの侍女Ｂ 柊かがみ（らき☆すた） ササン朝ペルシャ ◆ホスロー２世 橘ワタル（ハヤテのごとく） 帝国征服を目論む若き君主 歴代ローマ（ビザンツ）皇帝 ◆ディオクレティアヌス 古泉一樹（涼宮ハルヒシリーズ） ローマ帝国の大改革とキリスト教迫害を行う。 ◆コンスタンティヌス 長門有希（涼宮ハルヒシリーズ） 最初のキリスト教皇帝 ◆ユスティヌス 佐々木（涼宮ハルヒシリーズ） ユスティニアヌスの叔父。 ◆ユスティニアヌス 涼宮ハルヒ（涼宮ハルヒシリーズ） ローマ帝国再興を目指し、西帝国旧領の大部分を回復。 ◆マウリキウス 喜緑恵美里（涼宮ハルヒシリーズ） 蛮族の侵入に対処していたが、フォカスによって殺される ◆フォカス 谷口（涼宮ハルヒシリーズ） 元ドナウ川方面軍下士官で反乱を起こして皇帝になるが ヘラクレイオスに倒される。 皇后、将軍、側近 ◆テオドラ 森園生（涼宮ハルヒシリーズ） ユスティニアヌスの皇妃 ◆ベリサリウス キョン（涼宮ハルヒシリーズ） ユスティニアヌス期の将軍、大征服活動の立役者 ◆ナルセス 朝倉涼子（涼宮ハルヒシリーズ） ユスティニアヌス期の将軍、ベリサリウスの後任でイタリアを征服。 ◆コメンティオス 国木田（涼宮ハルヒシリーズ） フォカスの弟、ペルシャ戦線司令官 ◆プリスコス 白石みのる（らき☆すた） フォカスの娘婿、ヘラクレイオスに内応する。 解説 ◆高良みゆき （らき☆すた） 毎度お馴染みの解説担当、高良みゆきです。 前回のイントロダクションではキリスト教の社会史的 側面に焦点を当ててお話させていただきましたが 今回はキリスト教のややこしい教義について 簡単にご説明させて頂きたいと思います。 r-､ rｰ―― !: : `´￣｀. .' . ､ ,!: : : : : : :!: i : i､: : : : : : : :ヽ、 /: : : : : / /|: | : l:!ヽ : : : : ヽ : :ヽ / : : : : : ,': ,' .! l: : !| l: i、: : : ヽｉ : ', / : : : ,: : ,!-!‐ !,ｌ: : l:! !‐!- ､ : : ヽ : ! . ,': i: : : i: : :l :l lﾉ!: : !! |/ ヽ : : i: ',: | l : |: : : !: : :N ＿! : ﾘ ' ＿ ヽ: :|: :V |: /!: : :|: : l. ,´＝= `r‐{. =＝ミ!i: :ｈ: ! l/ !: : i、:ｉ'{ '''' ﾉ ,.ヽ ''''ﾉ,ﾊ:ｌ,ﾊ,! ヽ: l ヽ!:`iｰ‐‐' r‐┐`''''",!,! :i' :|:i ヽ! ,|: |:i`'ｰ- `_‐',., イ: !': : !: :!:! r ､ /|: :!|: : |, '^'、 ,ハl:/: : :,! : ',| ヽ ヽ_r_v r! :ヾ―l, Ｖ /: : : ハ: :ヽ Y,. -{ Y!:',: :ヽ:.:.V´,ﾌ､ヽ/ : : /:.:｀i,: : :', l、/´）ﾊヽ'､ :ヽ:.ヾｲ|.!|､! : :, ':.:.:./ ! : : ヽ / `ｭ,ノ }i 〉ヽ :ヽ:ヾ|,|,!'l: :/:/:., ' !: : : : ヽ ト´、 ノ l':.:.:.:ヽ:}:.:.::.:.:.:|/:.:i／/ l: : : : : : i ! ` !:.:.:.:.:lﾉ:.:.i:.:.:.:.:.:.,' / ｌ: : : : : : | イントロダクション ４．キリスト教（２） キリスト教がローマ帝国をまとめあげる道具としてコンスタンティヌス帝に 採用されたということは以前述べましたが、それによって帝国が しっかりと一つにまとまったかと言えばそうではありませんでした。 キリスト教公認後、その教義を統一する必要性が出てきましたが それは容易なことではありませんでした。 広大なローマ帝国全土に広まったキリスト教は各地の文化の影響を受け 教義の解釈が分かれていたためです。 ◆キリスト教各宗派樹形図 ┏ キリストは唯一神の子供だよ[人性強調]派 （アリウス派） ※ニカイア公会議で異端宣告 ┃ ┃ ┗ 父なる神とその子キリストと聖霊は一体だよ[三位一体]派 （アタナシウス派） ┃ ┣━ キリストの神性と人性は区別されうるよ派 （ネストリウス派） ※エフェソス公会議で異端宣告 ┃ ┣━━ 神性の方が強いよ[神性強調・神性人性融合]派 （単性説派） ※カルケドン公会議で異端宣告 ┃ │ ┃ ├─ 人性なんて存在しないよ派 （アポリナリオス派） ┃ └─ 人性は神性の中に吸収されちゃったよ派 （エウテュケス派） ┃ ┗━━ 神性と人性は統合されてるけど、混じっても分かれてもいないよ派 （両性説・カルケドン派） →正統認定 各宗派の教義上の最大の論点は「キリストとは何か」という問題で その解釈をめぐって各宗派ごとに論争を展開していました。 現代風に言えば「イエスたん」はどういう属性なの？ 神なの？人間なの？ といった議論でしょうか。 キャラの属性やカップリングに激論を交わす同人作家の如く 当時の宗派対立も根が深いものでした。 いつの時代も狂信者とは恐ろしいものですね。 /￣ ＞―───―- , -ー─ |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀丶 |: : : : : : l: : : : : : ヽ: : : : : : : : : : : : : : : ＼ . |: : ／: :.:|: : | : : : : l＼ : ヽ: : : : : : : : :＼: :ヽ j／ : /: :.|: : | : : : : |ー＼‐丶-: : : : :.ヽ: :＼ﾊ ┼ /: : : / : : |／|ｌ.: : : :.| _＼ }＼: : : : : l: . : |:| /: : : / : : ∧ :八.: : :│ 行う示㍉ヽ: : : j＼: |:| _人__ /: : : : | : : ,′'ｘ=ﾐ､ : : ｌ、 |j:_ﾊ_jⅣ:.ﾍ : / : :j/:| ｀Y´+ |: :/| :│ : | /ｲﾉ'ﾊヽ :{ :＞弋_Yソ |│:.Vヽ: : :│ ＋ | :ハ: : ヽ:小'{iﾍ_Yｿfｊ⌒ヾ､ '' ￣ ,| j: : :! } : : | ∨ ヽ: : ﾄ{ ハ ゞ'´/tｰ'＾ヽ`ー‐ '´|/∨:|イ : :│ ヽ ＼!/＼j__''_ノ ∨ ｝ / : : :.|│: :│ |: :.:ﾉゝ, __/⌒'＜＿ イ.: : : :.:|⊥:.:八 |: :/: :j: : |/ ﾉ`ｰくヽ ∨: : : : : ﾘ'⌒＼丶 ∨: :/ : / ￣ヽ_)_)‐': : : : :〃 `､:＼ ／ : / /7 Y '´ ,ィ’ : /: :/ |: : :＼ ／: : : / ∧{. ﾉ ／/ : : /: :/ │: : : :.ヽ /: : : ／{ノ ヽ＼ｰ／｢ /! : :∧:/ ﾊ: : : : : :i /: :.／ :厂＼ ＼＼ヽ∨∧ / 〃 {: ヽ.: : : :| ヘラクレイオスの時代、キリスト教教義は主に「両性説」と「単性説」に分かれ対立していました。 正統とされたのは「両性説（カルケドン派）」でしたが、「単性説」は東部帝国領 特にシリア・エジプトにおいて支持を受けていました。 この宗教上の問題は政治にも多大な影響を与え、後の帝国の趨勢に大きく作用することとなります。 し! _ -── ‐- ､ , -─-､ -‐─_ﾉ カ 単 /／￣＞ ´ ￣ ￣ ｀ヽ Y , ´ ） 単 え ル 性 L_ ／ ／ ヽ 性 | ケ 論 / ' ' i 論 マ ド が / / く !? ジ ン 許 l ,ｨ/! / /l/!,l ／厶, ま さ i ,.lrH‐|'| /‐!-Lﾊ_ l /-!'|/l ／｀'ﾒ､_iヽ で れ l | |_|_|_|/| / /__!__ |/!ﾄi i/-- ､ ﾚ!/ / ,-- ﾚ､⌒Y⌒ヽ だ る _ゝ|/'/⌒ヽ ヽﾄ､|/ '/￣｀ヾ 、ヽﾄ､Ｎ'/⌒ヾ ,ｲ￣｀ヾ,ﾉ! よ の 「 l ′ 「1 /てヽ′| | | 「L! ' i'ひ} ﾘ ね は ヽ | ヽ__Ｕ, ､ヽ シノ ﾉ! ! |ヽ_､ｿ, ヾシ _ノ _ﾉ -┐│ ,√ ! ￣ ﾘ l ! ￣ ￣ ７/ ﾚ'⌒ヽ/ ! | 〈 _人__人ﾉ_ i く //! 人_,､ノL_,iノ! /! ヽ r─‐- ､ 「 Ｌ_ヽ r─‐- ､ u ノ/ / / lﾄ､ ＼ ヽ, -‐┤ ﾉ キ 了＼ ヽ, -‐┤ /／ ハ キ { / ヽ,ﾄ､ヽ/!｀ｈﾉ ） モ |/! 「ヽ, `ｰ ／） _ ‐' ハ ャ ヽ/ r-､‐' // / |-‐ く | ＞ / / ｀'／／-‐､ ／ ハ ハ ＞ ／＼＼// / /ヽ_ ! イ （ / / ／／ / `ｧ-‐ ' ハ ハ / /! ヽ レ'/ ﾉ ＞ ' ∠ -‐ ￣ノヽ / { i l ! / フ / -‐ /￣/〉 〈 ＼ /! 「やる夫がバシレウスになるようです 第五章」 ――― AD.611 12月（ヘラクレイオス帝治世第二年） カルケドン ヒエレイア宮殿 | | ｜ ｜ A ／＼ A A A ｴﾆﾕ_／／i＼＼ｴﾆﾕ＿＿＿＿＿ｴﾆﾕ＿＿＿＿＿ｴﾆﾕ＿ |固|. ===舎=== |固|========== |固|========== |固|=== . }ニニ{ ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}ニニ{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}ニニ{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}ニニ{ﾆﾆ | ｜ | │ | | | | . iﾆﾆﾆi===ｴｴ===iﾆﾆﾆi.===ｴｴ===iﾆﾆﾆi ===ｴｴ===iﾆﾆﾆi== | ｢l｜ /l⌒lヽ | ｢l｜ 冂 冂 | ｢l｜ 冂 冂 │｢l｜ | |.| | |_|＿|_| | |.|｜ 凵 凵 | |.|｜ 凵 凵 | |.|｜ | |.| | |_|＿|_| | |.|｜ 冂 冂 | |.|｜ 冂 冂 | |.|｜ | |.| | | | | | | |.|｜ 凵 凵 | |.|｜ 凵 凵 | |.|｜ | |.| | |┼:┼| | |.| l. 冂 冂 | |.| | 冂 冂 ｜|.| | {ﾆﾆﾆ}.￣￣￣￣{ﾆﾆﾆ}.￣￣￣￣{ﾆﾆﾆ}~￣￣￣￣ {ﾆﾆﾆ}￣ |ｴｴ｢￣|￣￣|￣|ｴｴ｢￣|￣￣|￣ |ｴｴ「￣|￣￣|￣~|ｴｴ「￣ |,,ｴ,| l | |,,ｴ,| l | |,,ｴ,| l | |,,ｴ,| |,ｴ,,| l | |,ｴ,,| l | |,ｴ,,| l | |,ｴ,,| ／ ￣ ￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ もうお腹一杯です… ＿＿＿_ ／⌒ ⌒＼ ／（ ●） （●）＼ 近頃、エウドキアの血色がよくなってきた気がするお。 ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ | |r┬-| | ＼ `ー'´ ／ , ．-=＝＝= - ､ ∠ `^`^~^`ヽ､ ＼ ,∠ -‐……‐- ､ ＼ ＼ ／ .::.::.::.::.:..;.:.:.:..:.:..`ﾄ､ ＼ ＼ / . .::/.:/::.::.:/.::.::.:://.:l.:|:ヽ i ＼ / . ::./::/:.:::.:/.::.:::,.ｲ/.:::l.:|.::..ヽ i ＼ i.:i.:.:l.l.::l「.｀メ.:.:／//∠ l.:|.::i.::.ヽ i , ィ´ |::|.::|:l:::lﾚく:／ // /⌒i.:ﾄ､l.::.:::.〉 i ／ / そうですね、体もだいぶ楽になった気がするですぅ。 |::|.::|:l:::l1 ﾄﾐ ,ｨr＝=ﾄ､l:.::.:/ ﾚ'´ .:/ lﾊ:::ﾄ､::l」_リ i l.:.:.:. ﾘ l/:/ ,f.: .: .:.:i l/ ヽ' ' ' ' ┴ー'／/ ,f: : : : :.:| rｿ ﾊ､ 「｀7 ' '∠ ｲ ,f: : : : : : :| rｿ ﾉ.:i:.:.＞ ‐一 ´_⊥:｛ ｛.: : : : : : .:| rｿ ﾉr'77´ 二`ﾆ´ ￣｀｛ ｛ : : : : : : | rｿ ﾉr'77 /^ﾌ介ﾄ､ ｛ ｛ : : : : : :.| ＿＿＿_ ／_ノ ヽ_＼ ／（ ●） （ ●）＼ これもやる夫の献身的な介護のおかげだお。 ／ ::::::⌒（__人__）⌒:::::＼ やる夫の愛がエウドキアにとどいたんだお。 | ￣ | ＼ ／ --- ──ｧ- ､ ／:.:.／::＞､ /:.:.:.:/::／_ノヾ なーに言っやがるですか。 , /:.:.:.:/''´ 0′', おめーがやってることといったら :＼{|:.:.:.:.ｉ} ﾚ＾) エピファニアとマルティナの世話くらいじゃねーですか。 ::l:::{|:.:.:.:.|} 〔 ::l:::{|:.:.:.:.|} 人_） ＼ -､ ::l:::{|:.:.:.:八 ／ （__丿 _,, ─＝ﾆ二￣ "'- ､ _,.．-'''"＿＿ ※ ｀"'- ､ ＼ /＞ﾞ⌒ヽ￣￣￣"'- ､ ※ ＼. ＼ ／ ./ : :＼ : :＼ : : ＼ ∨ ＼ . / / : :ﾊ : :＼ : : ﾍ ※ ∨ ＿〆) / : :i : i: : :ﾄ､ : : ﾍ : :ﾍ. | イ__／ ああ、やる夫に任せてたら二人の将来がすごく心配です。 / : :i : : /,ｲ ｲ: :ﾄ､＼__,: :∧ : : :| ※ﾞ|.八 やっぱりエウドキアが二人の面倒みないとですぅ。 ｌ ｌ : : :ｌ＿ ／/ ﾙﾞi: :ﾉｨr‐─＜ 〉: :.,' .ｌ: : ＼ ｌ ｌ. : :tノ.厶イ ﾙﾞ (て刀ア.,': :./ ※ .ｌ: : ＼ |∧ : :∨ (てｶ｀ ゞ―ﾞ /: :/ .ﾄ､ : : ＼ . ゝ : : ＼.ゞ┘ , ////,.イ ※ ｌ: ＼ : : ＼ . ｀(＞┬-ゝ// r ､ 个 ∧.: : ＼ : : '., . ） 人.Xﾞ＼ ｀‐' ／ .| ※ /.: :',: : ＼: : ｌ /./ : : ）ﾞ※/ﾞﾃ=r‐ｬ<.__＿人. /: : ',: : ＼: : ｌ /./ : :/ /ﾞf .〉〉刀, 〉 〕 ｀X乃ﾐY)∧: : ＼/ /./ : :/.／_「| Y| /＼ ∧ ﾍ＼ ￣ﾊ.: : ＼ /./ : : ,ｲ 辷竺ﾐY .∧ 》 ∧ﾉ 〉 ＼. ｌ.: : ﾍ . /./., -'"/ﾉ 廴＿辷竺ﾐ乃ゝノ∧ﾉ / ※ / |.: : : : ', /.／ / ./^''＾''廴＿＿_) ∧ﾉ 〈 〈 ｌ: : : : ｌ . ／ ※ / Y / 人＾''^''＾∨ノ∠＿.', ', ｌ',.: : : : | . ／ .弓ﾐxrｭ/ /((∧. ', ', ※ﾞ∨ ',.: : : : | ／ ※ 〈ゞ〃rr/ ,ｲ))/ ∧ てﾊ二) ﾍ. ∨ ｌ.: : : : | ／∨》 |.ﾄ､ /|.|((廴_.∧ |.|.|ﾍ. | ※ | |.: : : : / ＼ ／ _∨ﾞ|.| ゝノ |.|＾Y＾Y^人 .ノ|.|.|〉〉. | |.丿: : : : / キリストわからん私は、この話題はROMるべきでした… 失礼☆ ＿＿＿_ ／ ＼ ／ ─ ─＼ （いや、エウドキアに言われたくないお・・・。） ／ U （○） （○） ＼ | （__人__） | / ∩ノ ⊃ ／ ( ＼ ／ ＿ノ | | .＼ “ ／＿＿| | ＼ ／＿＿＿ ／ ∠ -―‐--- ､ ＼＼ ／ / ／ , ｀ヽ ヽ＼ // , / / ／/ /,ｲ Vﾊ ヽ : // // / // / //｜｜l ｌ！ ＼ ・・・ところで、やる夫 {ﾉl ｌ| ｢Ｚﾒ/l// /ム⊥｜| | | ／ l l |l 〈f沁 {/ / ｨ汽く l| j ,ﾘ } rく 政務をほったらかして Ｎ八〉｀ﾞ′, ｛ﾞりﾉ//〃/ｲ | こっちに来てて大丈夫なんですか？ jﾍ、 _ " 彡'／/ |l | / / 丶、｀ , ィ7´ rク l | 厶ｲ __｣二兀／/-|-/厂ヽ、 ｜ / / ｌ { ´´rｸ〈 ｜ /´ 〉 ｜ / / /八 ｝| ∨ ﾉ! /! ､ / /イ {几こﾌｌ｣__j ）｝ ハ ヽ ／ﾚ ﾉ // r1ｰ┤ l|_｝ ヽ ＼ | /「 } / / |｢ / |_｝ 〉 ヽ ｜ | ,′ ,ｲ}{ ||/ |_｝ ＼ ｀、 ＿＿＿_ ／ ＼ ／＼ ｷﾘｯ . ／ （ー） （ー）＼ 大丈夫だお、テオドロスとセルギオスに任せてあるお。 ／ ⌒（__人__）⌒ ＼ 二人は優秀だからやる夫の仕事はないんだお | |r┬-| | ＼ `ー'´ ／ ノ ＼ ／´ ヽ | ｌ ＼ ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､. ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒)) ／ rｸ , --＝===＝ﾐ ＼ ／ ｨ7 ≠″ `￢＼ ,. ' 〃 ／ ／ ＼ ,. rｸ ／ / ハ ヽ ＼ ＼ jｊ / /／ ／ / / | ゛ ＼｀ ､ヽ {{ .′ / ／ ／ ／ ′ ﾊ ・・・・・・ ＼/ V{{ | －/―--＜. ／ イ / / ｜ / ∧{ | |子＝ﾐ＜￣ ／ / ｲ | ｜ / ／ }} ｉ| |├び ﾊ｀ ／ ／／ﾄ ｜ | |.// , ′ }}. ＼ |｀ ー ′ ／ ｧえﾒ､｀｜ | |'/ ／ {{ rｆ＼ ヽ lじﾝ〃ﾍ/ | |′ ／ /バ {{＼ ′ ｀ / / / / ／ ／／ {{ }} | ＼ ‘｀ ー 二 イ// ／ ／／ 什ｊト′ ｀ ＿, r＜ |}} ／ }} ／ r―‐､i⌒ヽー ∨| ＿,ﾆヽ丨__ | |{{ ヾ! ／ |＿し-.＼〔_r┐ ∧∨＿／介ｰ､＼ r┐ヘ |{{ ＿_}}＿_ ' ／ / ＿仁＼〔__ | ヽ / 乃ヘ ＼＼弋!ィ ￣￣ ＿＿＿_ヽ ／| ヽーミ ｀ヽ〔_ ヾ ∨ | | )ハ ヽ／ ／ ＼ ／ ｜ /￣＞ 、 `ｰ- ⊥ | |（ ／ ／⌒ヽ / ＼ ／ rｸ , --＝===＝ﾐ ＼ ／ ｨ7 ≠″ `￢＼ ,. ' 〃 ／ ／ ＼ ,. rｸ ／ / ハ ヽ ＼ ＼ jｊ / /／ ／ / / | ゛ ＼｀ ､ヽ {{ .′ / ／ ／ ／ ′ ﾊ やる夫・・・ ＼/ V{{ | －/―--＜. ／ イ / / ｜ エウドキアはやる夫が心配なんですよ。 / ∧{ | |子＝ﾐ＜￣ ／ / ｲ | ｜ / ／ }} ｉ| |├び ﾊ｀ ／ ／／ﾄ ｜ | |.// , ′ }}. ＼ |｀ ー ′ ／ ｧえﾒ､｀｜ | |'/ ／ {{ rｆ＼ ヽ lじﾝ〃ﾍ/ | |′ ／ /バ {{＼ ′ ｀ / / / / ／ ／／ {{ }} | ＼ ‘｀ ー 二 イ// ／ ／／ 什ｊト′ ｀ ＿, r＜ |}} ／ }} ／ r―‐､i⌒ヽー ∨| ＿,ﾆヽ丨__ | |{{ ヾ! ／ |＿し-.＼〔_r┐ ∧∨＿／介ｰ､＼ r┐ヘ |{{ ＿_}}＿_ ' ／ / ＿仁＼〔__ | ヽ / 乃ヘ ＼＼弋!ィ ￣￣ ＿＿＿_ヽ ／| ヽーミ ｀ヽ〔_ ヾ ∨ | | )ハ ヽ／ ／ ＼ ／ ｜ /￣＞ 、 `ｰ- ⊥ | |（ ／ ／⌒ヽ / ＼ ＿__ ━┓ ／ ―＼ ┏┛ ／ノ (●)＼ ・ . ｜ (●) ⌒）＼ なんでだお？ . ｜ （__ノ￣ | ＼ / ＼ _ノ /´ ｀＼ | | | | , -‐-､ ＿, - '´￣｀ヽ､_ヽ r‐ '´≠￢⌒⌒`￢≠ `ｰ､_ |:.: 〆＊ 米 ＊ ヽ、:.:| y'´≠￢⌒￣`￢≠､ ヽ} ∧ 〈〆 / ヽ ヽヾ:*}ﾊ:.ヽ / / / ﾉ ｲi 八 }.:.:{:}.:!:l:..ﾊ やる夫は、エウドキアに縛られている気がするです。 l i! {-ｫ/∠j l ﾇ--ヽ､/:.;{:}ﾍ!:.!:. ﾊ ｀ヽｲﾍ rt;ｧ/〃'tｫｪｧ/ ｲ:}〃ヾ､: ﾊ _}､:.ゝ '_ フ7: :}´:.:.:.:f}:. ﾊｰ-､ ＿＿＿_ f :.:{: :＞ｰ ＜´:.:.{: :} / :.f:}:. ヽ::._Y´ーヽ─ ｰヽヽ 厄￣! ;.:{:＊:}《_介､_》 {:*}/:. :!｢::::... ヽ...:::::::ヽヽ￣ヽ ヽ＼ 〃´／ ゝ{; -┴ ､j__ヽ彳ィ′ :.!ﾊヽ､:::::... ＼二｀ヽ:＼ ヽ ヽ ＼ /〈 {_ 〃ﾑ_)）、 :.:. .:.く´ﾊ:.:.:.. :〈:.人:::::ヽ､ー- ＞ｰ ! ﾊヽ ヽ:＼.:l 〈.:.:ヾ:.{ﾐ｀￣ｷｰ/⌒￣¨フ／ヽヽ:.:. 〉´/｀ヽ::::::｀ー､＿.::/ l / j ..:::〉! ＼r‐ﾊ ー‐ﾈ_{ ＿／／ 《ﾉー'´＼_:.:.:.:ヽ:::::::::::::::::/...: / .......:::::// 厂7´ ヽ | |｀ヽ|┌‐'´ ,ｨ也.:.:.:.:.:.:.:.:.｀iヽｰヽ::::_／:::::／ ::::::::ﾉ:::〃 ／ ／! Lヽヽｰ|│ ／｀¨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ /｀丶＼＿／.:::::::／::::::/ 厂 ノ〈〈:. ヽ┬ ゝj_j＿, イ:.:.: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ /:.:.:.:.:.:＼ ｀!＿∠-ー'´ l / |│ :.:.l :.: :.:.:.:.:.:.:.:.:./ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ | ./ | ヽヽ､__.:.:.:.!l: :.:.:.:.:.:.:.／／:.:.:.:.:.:.:.:.:./ / │ │ ＼__ ＼:..!l: :.:.:.:.:.／／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ | ヽ ヽ :.:＼二ﾆー────一'／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| / | | :.:.:.￣￣￣￣￣￣:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ / ＼ ＼ .: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ ／ ／ rｸ , --＝===＝ﾐ ＼ ／ ｨ7 ≠″ `￢＼ ,. ' 〃 ／ ／ ＼ ,. rｸ ／ / ハ ヽ ＼ ＼ jｊ / /／ ／ / / | ゛ ＼｀ ､ヽ {{ .′ / ／ ／ ／ ′ ﾊ エウドキアでも今、どのくらい帝国が危ないかぐらいは ＼/ V{{ | －/―--＜. ／ イ / / ｜ 分かっているです。 / ∧{ | |子＝ﾐ＜￣ ／ / ｲ | ｜ / ／ }} ｉ| |├び ﾊ｀ ／ ／／ﾄ ｜ | |.// それなのにやる夫はエウドキアにつきっきりです。 , ′ }}. ＼ |｀ ー ′ ／ ｧえﾒ､｀｜ | |'/ ／ {{ rｆ＼ ヽ lじﾝ〃ﾍ/ | |′ ／ /バ {{＼ ′ ｀ / / / / ／ ／／ {{ }} | ＼ ‘｀ ー 二 イ// ／ ／／ 什ｊト′ ｀ ＿, r＜ |}} ／ }} ／ r―‐､i⌒ヽー ∨| ＿,ﾆヽ丨__ | |{{ ヾ! ／ |＿し-.＼〔_r┐ ∧∨＿／介ｰ､＼ r┐ヘ |{{ ＿_}}＿_ ' ／ / ＿仁＼〔__ | ヽ / 乃ヘ ＼＼弋!ィ ￣￣ ＿＿＿_ヽ ／| ヽーミ ｀ヽ〔_ ヾ ∨ | | )ハ ヽ／ ／ ＼ ／ ｜ /￣＞ 、 `ｰ- ⊥ | |（ ／ ／⌒ヽ / ＼ _ -‐ ￣￣￣ ｀丶 ／￣＊￣⌒ … 、 ＼ ／ ∠＿ _＿ _＿ ＊ ｀ ー ､_ ヽ ｜ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ ー 、 ヽ ヽ ∨:.:.::/:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ＊ ＼ ＼ /.....:./:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ ＼ ＼ . /......./............/../...:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ヽ ＼ ':.:.:.:.':.:.:./:.:./:./....:.:.:.:.;. ｲ:.:.:.:.:／|:.:.:i:.:.:ヽ ＊ ｝ ヽ ｌ:.:.:.:.|ｉ:.:.:l:.:./_/:.:.:.:.／／:.:.:.ｘ' |.....|....:.｛ { 〉 |:.:.:.:.|:l:.iﾊ/__｣:.:.／／:.:.:／_ ＼ |:.:..|........｝ ｝ ／ やる夫が傍にいてくれるのはうれしいです。 |i:.:.:.:|:.l:|ィ≠tド∠ - ´､__ ｀ 'ﾄ､:.!:.:.:.｛ ＊ ｛ ／ エウドキアはうれしいですけど・・・ 、:.:|:.:l|１::::dj 不ミ=z､ j:.:.:,:.:.:.:.:.} }┬‐' ヽ{ヽl! ￣´ |i:::::::ｄﾊ/:.:/:.:.:./:{ ｛:.:.| それ以上に心配なんです。 ｝.ﾊ."" ' ` ーイﾌ:.:/:.:.:./:.ﾉ ＊｝:.| ｛ ヽ⌒ヽっ """∠:.:ｲ:.:／:.:.{ {:.:.| ！ 〈￣∠＾Y⌒ヽ .ィ:.:_／:|:.:.:.ﾉ ｝:.:| ノ＊/ 「/:::厂}１＼￣ |_:.:.:.:.:.|:.:｛ {:.:.:.| ｲ 〉「{:::/:::/┐ ヽ___ V丶、l:.:.:｝ ＊｛:.:.:.:| |::｝ く 「∨イ r‐┘ ├' ｰ｛ }:.:.:.:l |{ ＊ } ｀ヽ､ __r‐┘ ／l 丿 ｛:.:.:.:.:l l::｝ { /,ﾆく __ .ィ´ ＿〉 ｛ ＊ }:.:.:.:.:.l ｛ }〈〈 ∧￣ __r‐┘ ﾍ { }、:.:.:.:l |｝＊｛ ヽＶ/ハｰ' ﾍ /::｝ ハ:.:.:.:.:l _ -‐ ￣￣￣ ｀丶 ／￣＊￣⌒ … 、 ＼ ／ ∠＿ _＿ _＿ ＊ ｀ ー ､_ ヽ ｜ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ ー 、 ヽ ヽ ∨:.:.::/:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ＊ ＼ ＼ /.....:./:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ ＼ ＼ . /......./............/../...:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ヽ ＼ ':.:.:.:.':.:.:./:.:./:./....:.:.:.:.;. ｲ:.:.:.:.:／|:.:.:i:.:.:ヽ ＊ ｝ ヽ ｌ:.:.:.:.|ｉ:.:.:l:.:./_/:.:.:.:.／／:.:.:.ｘ' |.....|....:.｛ { 〉 |:.:.:.:.|:l:.iﾊ/__｣:.:.／／:.:.:／_ ＼ |:.:..|........｝ ｝ ／ |i:.:.:.:|:.l:|ィ≠tド∠ - ´､__ ｀ 'ﾄ､:.!:.:.:.｛ ＊ ｛ ／ 今でさえこうなのに・・・ 、:.:|:.:l|１::::dj 不ミ=z､ j:.:.:,:.:.:.:.:.} }┬‐' もしエウドキアがいなくなったら、やる夫は・・・ ヽ{ヽl! ￣´ |i:::::::ｄﾊ/:.:/:.:.:./:{ ｛:.:.| ｝.ﾊ."" ' ` ーイﾌ:.:/:.:.:./:.ﾉ ＊｝:.| ｛ ヽ⌒ヽっ """∠:.:ｲ:.:／:.:.{ {:.:.| ！ 〈￣∠＾Y⌒ヽ .ィ:.:_／:|:.:.:.ﾉ ｝:.:| ノ＊/ 「/:::厂}１＼￣ |_:.:.:.:.:.|:.:｛ {:.:.:.| ｲ 〉「{:::/:::/┐ ヽ___ V丶、l:.:.:｝ ＊｛:.:.:.:| |::｝ く 「∨イ r‐┘ ├' ｰ｛ }:.:.:.:l |{ ＊ } ｀ヽ､ __r‐┘ ／l 丿 ｛:.:.:.:.:l l::｝ { /,ﾆく __ .ィ´ ＿〉 ｛ ＊ }:.:.:.:.:.l ｛ }〈〈 ∧￣ __r‐┘ ﾍ { }、:.:.:.:l |｝＊｛ ヽＶ/ハｰ' ﾍ /::｝ ハ:.:.:.:.:l ﾉ Ｌ＿＿＿_ ⌒ ＼ ／ ＼ ／ （○） （○）＼ エウドキア！ ／ （__人__） ＼ なんてこと言うんだお！ | |::::::| | ＼ l;;;;;;l ／l!| ! ／ `ｰ' ＼ |i ／ ヽ !l ヽi （ 丶- 、 しＥ |そ `ー､＿ﾉ ∑ l､Ｅ ﾉ < ﾚY^Ｖ^ヽｌ ＿＿＿_ ／ ＼ ／ _ノ ヽ､_ ＼ エウドキアは・・・ ／ oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo ＼ エウドキアはやる夫の妻だけじゃなく | （__人__） | エピファニアやマルティナの母なんだお ＼ ｀ ⌒´ ／ ＿＿＿_ ／ ＼ ／ _ノ ヽ､_ ＼ エウドキアがいなくなったら二人はどうなるお？ ／ oﾟ⌒ ⌒ﾟo ＼ 馬鹿なこと言ってないで | （__人__） | 気をしっかりもつんだお。 ＼ ｀ ⌒´ ／ ＿,,r―:;;;;;;;:::====- ､...__ _,r'''"; ; ; ,r''" ／ ﾞ｀`ヽ., - ―‐- ､ . ,;;'´: : : : : :.:/ ／ .／ ヽ. ﾞヽ ヽ . ,／ /: ; ; : : : ;;| ../ / ／ i ﾄ ヽ ヽ | ・・・・・・ .く; ;;/; ; : ; ; ; : ;:|/ ./ /./ ,: ／ ./,| ji | ﾞ､ l.! ｌ ヽ/; ; ; ; ; ; : : :| .;' / / / / ,/ //:| | ﾞiﾞi | / そうですね、エウドキアが馬鹿でした。 /,!'; ; ; |; ; ; ; : :| .;' ./ / ;' /______,, !_| | | | || |／ / ;!; ; ; |; ; ; ;; :||i.| / .;' l .;'／...::/､.ﾞ｀/ ,r‐''!| || ' やる夫の心配症がうつったみたいです。 /|; ; ; ; |; ; ; ; ;;||./| | ;' / r''´i|!^ii-/ ,;ﾆ.,!/ i| 今のは忘れてくださいです。 / | ; ; ; |; ; ; ;;; ;;|| | ;!.// ヽ.ゝﾉ iij.| ;' .| |;; ; ; ;|; ; ; ;;; ;;|| ﾞi|//｀ ﾞﾞﾞﾞ ﾞi | | :| |;; ; ; |: : : : : :|＼ ＼_ ´.| | | .|; ; ; ;|; ; ; ; : ::||ヽ ￣ ー‐. ﾊ || /|;; ;; ; |; ; ; ; ; ; ;|.| ﾞ ､ ／i_l｣:ﾞV,! / |; ; ; |; ; ;; ; ; ;|ノ ﾞiヽ､._ ／ i |iヽi::ﾞ､ | ;; ; ;|; ; ; ;; ; ;|＼ .ﾞi;;;;;;;;;;|｀ ー', , {{〈､ｒ┘::::::::＼､ /| ; ; ;;|; ; ;; ; ;; ;{ ＼ ﾞ;;;;;;|ヽ/ // }}/､ﾌ:::::::::ヽﾞ､ / /| ; ; ;;|; ; ; ; ; ;!ﾌ ＼､ノ;;ﾞ､/,nヽ､ !V|∧:::ヽﾞ､ .､| ; ; ;;|: ; ;; ; ; ;;|ﾄ /＼ヽ ,.ィ｀不ヽ、ﾉﾉﾉ {{/_l｣:::::::::::ヽ.ヽ ,.‐:::| ; ; ;;|: ; ;; ; ; ;;|} // //'{l:l ヾ､ ｎﾆﾄ:::l::＼::::::::ヽ :::::| ; ; ;;|: ; ;; ; ; ;;|:::＼::ヽヽ//l>ｨlｌ:l__,ノ,､ ）},.イ::l::::::::ヽ:::::::| :::::| ; ; ; |: ; ;; ; ; ;;|::::::::,､::::｀ｲｌ:l. {.ｌ:｢´ 〃!V:::l::::::::::::::::| ―― コンスタンティノープル 大宮殿 r, ┃ f'ﾄ、 † _!｣^f_ <;;> _,.i.|.Ⅱ.i.,_ ,.４、. ,-;'::7::,':.｡.:',.:.',ヽ, ／. ＼. r'.,'・,'.:ﾟ:i: : :.:!:ﾟ:..',.:ヽ, | | /.,'｡/:・:.:!:.:・:.i:.:・:.',:.｡',:、 r:9t | .| ,' ,' :.i : : :.|.:.:.:.:| : : :i: : :',ヽ r:9t a_., '"ヘﾞ'､ rf、 i. .| | ｨﾖﾄ=gf＝ｲﾀ=rﾃ:=:fﾄ＝:iﾄ,=I=', iﾋ,. i. r~ｰv, '"ヘﾞ'､,.rt ｲﾄ'i／(o)ヽ }ｲiγ台ヽ|. |! 〉!ﾄ__fii___5i___Ｈ~__白 _.Ｆi__i__.i.._Fiγ台ヽf-'~》／(o)ヽ }｢', , └!=============== | |===========t===============================i:┘ , -'"く, || l. :l.冂.l. .|. i I二I | .!. ! ll | ,..尸''",´('')｀,ﾞ''弋!､.|..l.iI二I:l.| | i:I二I:i.| |...l.冂.l: | || iｗi ／i／冫.l r='===============! !=='-=''"´========｀ﾞ''=-'=======================〔ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{冫!l.i l |;二;.ﾆﾆﾆﾆ;二;二二 | .|.ニ;二;ﾆﾆニニニニﾆﾆ;二;ﾆﾆニ;二;ﾆ二二;二;ﾆﾆﾆﾆ;ニ|| rｭ rｭ i ri.!l.i ; 1._. .|| | r=:t....「~「 ￣. i i.「~「"「 ..「 .「 ￣ .「 .「 「 .「 「r=t「 .「 ￣￣.「~「. r:=:ｔ...| ||::::‐‐‐‐‐=ri yﾖﾒf Ht,. || | |士| | | i´｀i !r､ ,r、ｒ!i . | |´｀| |..i´｀! | |´｀| | |.| . || | i´｀i | | |士| | ||;;:: ,f,ヵｱk什;'- ' 卅k､.|| |__＝=..,,| |__'==' ﾄ〃>ゞ.ｨ| . | |==| |..'=='..| |==| | | Θ.| |.._'=='_..| |,,..=＝__| ||::!,.fｨ=';^"´ ,,..- ' -,,."' || |,γ''ヽ...| | , --t:=====t; . | |iュ| |:二ﾆ | |iュ! |..ΘΘΘ| , --､ .| |..γ''ヽ..| ||::!.,,.,:-;.''「´.| | ; |.. i｀ﾞ'|| | |..:::::::|..| | |'⌒'| || . | | . .| |.ｒ＝i..| | | | .い山り.| |'⌒'.|..| |. l...::::::l | ||::!!l | .| |. | | ; |.. |..: || | |. fb::|..| | |i十:| || . | |rｰ| |.|==.|!| |rｰ| | |.|||:|.| | |!十!|..| |. |fb::::| | ||::!!l |. | | .| | ; |.. |..: ||._.|_|_i!〈fi...| | i.____| || . | ||....| |.|. |!| ||....| | |.|||:|.| | |.___..|..| |. i!〈f:::| |._.||::!!l | .| |. | | : |.. |..:..!___i_l 「~.|:二二二二| |二二二二二二二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ |||:|ﾆ二二二二二「~.|二i.___i::!!| |. | | .| | : |,..;-'"≡≡.|.__|≡≡≡≡:| |:≡:≡≡≡≡≡≡≡:≡:≡ |||:| ≡.≡:≡≡≡|.__|≡≡≡i.| | .| |. | | : 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三:|||:| 三三三三三三三三三三三＝コ.士 土 二r=tl二∩二∩二∩二∩二∩二∩二:∩二:∩:二:∩二:∩ﾆ}. |::{ﾆ∩二∩二∩二∩二lr=t二二二二二 ―i__.i―i⌒i――i⌒i――i⌒i――:i⌒i――:i⌒i――:i⌒i ― r:===t`i――i⌒i――i⌒i―i__.i――――― .. ..└:┘―:└:┘―:└:┘―::└:┘―::└:┘:―:└:┘‐ r',;;;;,､::l:┘―:└:┘―:└:┘―――――― ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― _＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ／￣￣￣￣＼ | | | ／＼ | |＿＿_| ＋ |_| |＿＿＿＿__| ／ _ノ ＼ | （ ●）（●） テオドロス殿 . | （__人__） 陛下が見当たらぬのですが | ｀ ⌒´ﾉ 見かけませんでしたかな？ . | } . ヽ } ヽ ノ / く ___ | ＼ | | | |ヽ、二⌒) ／￣＼ | | ＼＿／ | ／￣￣￣ ＼ ／ ::::＼:::／:::: ＼ セルギオスか ／ <●>::::::<●> ＼ 兄上に何か用事か？ | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ ／ ＼ ＿/ ┃＿＿＿ ＿_＿i | .. ／ /ヽ,,⌒) ￣￣￣￣￣（,,ノ ＼ ／ /＿＿＿＿＿＿＿＿＿ヽ.. ＼ .￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 始まってましたか。 >>489-490 なんという明解な解説。そして>>492で大笑い やる夫×翠のカップリングは秀逸。 ／￣￣￣￣＼ | | | ／＼ | |＿＿_| ＋ |_| |＿＿＿＿__| ／ _ノ ＼ | （ ●）（●） 実は陛下に決済していただきたい . | （__人__） 書類がありましてな。 | ｀ ⌒´ﾉ して陛下はどちらに？ . | } . ヽ } ヽ ノ / く ___ | ＼ | | | |ヽ、二⌒) ／￣＼ | | ＼＿／ ／￣ | ￣＼ ／ ＼ 兄上は昨日からまたカルケドンにいってるぜ。 / ::::＼::::／:::: ヽ 代わりに俺が決済しておくから | （●）:::::（●） | 書類はそこに置いといてくれ。 ＼ （__人__） __,／ ／ ｀ ⌒´ ＼ ＿/((┃))＿＿＿＿_＿i | ｻﾗｻﾗ .. ／ /ヽ,,⌒) ￣￣￣￣￣（,,ノ ＼ ／ /＿＿＿＿＿＿＿＿＿ヽ.. ＼ .￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／￣￣￣￣＼ | | | ／＼ | |＿＿_| ＋ |_| |＿＿＿＿__| ／ _ノ ＼ またですか。 | （ ノ）（ヽ） ご出産を間近に控えられ . | （__人__） ご心配な気持はよく分かりますが・・・ | ｀ ⌒´ﾉ . | } . ヽ } ヽ ノ / く ___ | ＼ | | | |ヽ、二⌒) ／￣＼ | | ＼＿／ ／￣ | ￣＼ ／ ＼ ・・・セルギオス、言いたいことはよく分かる。 / ::::＼::::／:::: ヽ | （一）:::::（一） | ＼ （__人__） __,／ ／ ｀ ⌒´ ＼ ＿/ ┃ ＿＿＿＿_＿i | .. ／ /ヽ,,⌒) ￣￣￣￣￣（,,ノ ＼ ／ /＿＿＿＿＿＿＿＿＿ヽ.. ＼ .￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／￣＼ | | ＼＿／ | ／￣￣￣ ＼ ／ ::::＼:::／:::: ＼ だがな、兄上は義姉上のこととなると ／ <●>::::::<●> ＼ 良くも悪くも変わってしまうんだ。 | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ ／￣￣￣￣￣￣￣ ＼ ／￣＼ | | ＼＿／ | ／￣￣￣ ＼ ／ 丶 .＼ 義姉上次第で「腑抜け」にも「英雄」にもなっちまう兄上だ。 ／ <●>:::::::＼ 今の状態で政務をやったところで碌なことにならないだろう。 | （__人__）│ ＼ .｀ ⌒ ／ ／ ＼ ／￣＼ | | ＼＿／ | ／￣￣￣ ＼ ／ ::＼:::／::::＼ だからこそ今は義姉上の傍にいてもらっていた方が ／ <●>::::::<●> ＼ 俺はいいと思う。 | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ ￣（⌒`:::: ⌒ヽ ヽ:::: ~~⌒γ⌒） ヽー―'^ー-' 〉 │ ／￣￣￣￣＼ | | | ／＼ | |＿＿_| ＋ |_| |＿＿＿＿__| ／ _ノ ＼ なるほど・・・。 | （ ノ）（ヽ） 俗に言う「愛」というものですか。 . | （__人__） 聖職に仕える身としては | ｀ ⌒´ﾉ いまいち分かりかねる概念ですな。 . | } . ヽ } ヽ ノ / く ___ | ＼ | | | |ヽ、二⌒) ／￣￣￣￣＼ | | | ／＼ | |＿＿_| ＋ |_| |＿＿＿＿__| ／ _ノ ＼ | （ ⌒）（⌒） 私も神に仕えていなければ . | （__人__） 熱い恋というものを体験できていたのでしょうなぁ。 | ｀ ⌒´ﾉ いや、残念とは思っておりませんがな。ハハハハハ。 . | } . ヽ } ヽ ノ / く ___ | ＼ | | | |ヽ、二⌒) ／￣＼ | | ＼＿／ | ／￣￣￣ ＼ ・・・・・・ ／::⌒ :: ー､::::＼ 教会には鏡が置いてないのか？ ／ <●>::::::<●> ＼ 寝言は夢の中だけにしておけよ。 | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ ／￣￣￣￣￣￣￣ ＼ ／￣￣￣￣＼ | | | ／＼ | |＿＿_| ＋ |_| |＿＿＿＿__| ／ _ノ ＼ | （ ○）（○） . | （__人__） | ｀ ⌒´ﾉ . | } . ヽ } ヽ ノ / く ___ | ＼ | | | |ヽ、二⌒) ／￣￣￣￣＼ | | | ／＼ | |＿＿_| ＋ |_| |＿＿＿＿__| ／ ＼ 丿 | ∪ （ ○）（○） そ、そういうテオドロス殿こそ . | （__人__） そう口が悪いと女性に相手にされませぬぞっ！ | u ｀ ⌒´ﾉ . | u } . ヽ } ヽ ノ / く ___ | ＼ | | | |ヽ、二⌒) , -― （ / . ／: : : :-＝千＜／￣＞ ｵﾂｶﾚｻﾏﾃﾞｰｽ /.:.:.:.: /.:.:.:.:.:/.:∧`ｰ＜ ｵﾐｽﾞﾄﾞｰｿﾞ . ,'::::/::::/::/⌒ｲ::/ |:l_:::::::ヽ /::::,':::: Ⅳ|／ j:/ j∧｀::: ハ ／￣＼ .ﾚ l（|::::: | （●） j::/:/::::|. | | . l/|::::: | （●ん|/∧| ＼＿／ . lﾍ:: ﾄ､ `‐'-' ﾉ::::: / | . _ﾑ:|-f`_r―ｧ≠!:::::/ ／￣￣￣ ＼ /=､＼｢｀}ヽ/／ j／ ／ ＾ － ＼ （ ＼{: ﾘ ∧. . ／ <●>::::<●> ＼ あれ、知らなかったのか？ ﾉ ＿,}Ｖ／ } . | （__人__） | 〉彡＝{ﾚ'＝ﾐ､{ [￣￣￣ニ ＼ .｀ ⌒´ ／ | ＼ 二⌒)⌒)￣ ▽／￣ ￣￣）＿＿ | ￣ 〃(⊥) ´/ /￣./ / 〃 ⌒i ＿＿＿i /⌒＼./ / し'＿＿|;;;;;;;;;;i 「俺、妻子いるんだぜ あ、こいつがおれの女房。」 , : ―――: . .. ＜ : : : : ／⌒} : : :＞､ , イ ＞‐ｖ' /: : : : : : :＼ ／ __ ..ｲー| /== |: : : : : : :ヽ 厶 -… ¨: : : 小: :| .' : : : | |: : : : : : ﾊ あ、ど、どうも /: : : /: : /:/│ヽ| .ﾑ、 : : | |: : : : : : : | はじめまして、総主教様 ｡ / : : : |: : /ﾉ| | Ⅴーヽ--v: : : : : : : :| ｃ . ' : : : : |:斗'| { ヽ ＼ ＼| : : : | : : : | |: /|: : :| / V ヽ__ | : : : |ヽ: : l /|∧|: : ﾍ{､ ,ィ三ｘ / / /ｲ≠气 : : :|_ﾉ : l { |{ ',: : : |: ∨ / / / / / .:.:.(ヽ.:│|: /:/ |ヽ__,ﾍ: : :|v八:.:.:. {´_） ｒ┘ l:j/:/j/ } ヽ: | V: :｀厂≧ｰr-＜{こ } / /`ー―‐ﾍ{ｰ＼ :|i 〉 /／ { /ﾄ{-､ { .ｲ {ヽ{l :廴 ' __八 ﾉ {_∧ }ー―/ } } | | | `ｰ'| :/ ／ ∧ ', `ー―‐┴―┤| | | | ￤{／ / ヽ. } | ｊ￤ l ￤ | i＼ ／ } ﾉ ／￣￣￣￣＼ | | | ／＼ | |＿＿_| ＋ |_| |＿＿＿＿__| ； ／ _ノ ＼ ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ | ∪ （ ○）（○） ； . | （__人__） ; | u ｀ ⌒´ﾉ .；: | u } ヽ } ； ;. ヽ ノ ; / く ___ ; .| ＼ ; | | | |ヽ、二二⌒) ﾀﾞｯ！ ＜チクショォォーーーー！！！ ／￣＼ | | ＼＿／ | ／￣￣￣ ＼ あ、おい！書類はいいのか！？ ／::⌒ :: ー､::::＼ ／ <●>::::::<●> ＼ …ったく、あれでほんとに総主教なのかよ | （__人__） | あいつは。 ＼ ｀ ⌒´ ／ ／￣￣￣￣￣￣￣ ＼ エウドキアが第2子を懐妊した611年7月からの１０ヶ月、帝国は依然として 危険な状況にあったが、テオドロスやセルギオスに支えられながら ヘラクレイオスはエウドキアにずっと傍に付き添っていた。 ＿＿＿_ ／⌒ ⌒＼ ／（ ―） （―）＼ ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ | | ＼ ／ ／ ／,ｨ‐ "`Ｔ ⌒`ヽ- ､_::::::::::: ＼ ／ .／／: : : :￣ｒ " : : : : : : : ヽ､:::::: ＼ ＼ / ト: : : :＿ ,,=-ｪ ､ : : : : : : : ｨヽ::: ､ ＼ 〉 ＾", ‐⌒￣ ｀Ｔ" ヽ､_ ｿ - ヽ ヽ::::::.. > {{ ／ / ｉ ｉ | ＼ "ヽ: : : ヽ. ｉ:::::／ . ﾚ'´ / ,ｲ .ｌ ｌ ヽ ヽ: : :ヽ ﾚ´ / / / | ｌ ｉ } ヽ }レ∧ / .ｉ ｉ ／ / ｉ ハ_ ｉ ', ｿｲ ｌ | ｉ. ｉ _＿/_ / /＿＿ヽ__ ｉ. ト-| ｌ | ｉ ｉ" ／､_／ / __ ＼ヽ ｉ }. ｌ ヽ ｉ ＫＴ7ﾊヽ Ｔ７ﾊ;フト / :}. ｌ ＼.､い. ﾋ;ゾ ﾋﾆｿ./.ｉ ｲ .:} ｌ |ヽ＼ヽ .::::. ; .:::::./ノｲ／ .} L .} ｌ ｌｉ ｀ｉ＼ ｰ‐' ／イ ｉ .} ｢ .{ ｌ ∧ｉ ﾚ_ | ｉ. `: .､ _ _, '´ ﾄ､. ｉ ｉ {ｉ } ｉ. ｌ / .{ｉ ｖ` { ｉ ｉ__/ } .／ ＼ {ｉ } ｉ. ｌ . / { レ '´ , - ､.ｖ"ｒ‐- ､ .{{ Ｌ ｉ. ｌ / }ｉ } ｒ '´ >く ｀ ヽ.{ ｲ⊥.ｉ ｌ . / }ｉ .} | , イＬ|| ＼ .{ト じｖＫ ヽ ｌ / }ｉ ｉ _ |. レ'´ .>|（ .|| ） ｀ ‐ｖ'} " }ｒ':::::: ｉ. ｌ . }トﾍ` .| 〈 | |>|Ｋ .}ｉ }ﾊ:::::::: ｉ ｌ そして・・・ ――― AD.612 5月3日 カルケドン ヒエレイア宮殿 | | ｜ ｜ A ／＼ A A A ｴﾆﾕ_／／i＼＼ｴﾆﾕ＿＿＿＿＿ｴﾆﾕ＿＿＿＿＿ｴﾆﾕ＿ |固|. ===舎=== |固|========== |固|========== |固|=== . }ニニ{ ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}ニニ{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}ニニ{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}ニニ{ﾆﾆ | ｜ | │ | | | | . iﾆﾆﾆi===ｴｴ===iﾆﾆﾆi.===ｴｴ===iﾆﾆﾆi ===ｴｴ===iﾆﾆﾆi== | ｢l｜ /l⌒lヽ | ｢l｜ 冂 冂 | ｢l｜ 冂 冂 │｢l｜ | |.| | |_|＿|_| | |.|｜ 凵 凵 | |.|｜ 凵 凵 | |.|｜ | |.| | |_|＿|_| | |.|｜ 冂 冂 | |.|｜ 冂 冂 | |.|｜ | |.| | | | | | | |.|｜ 凵 凵 | |.|｜ 凵 凵 | |.|｜ | |.| | |┼:┼| | |.| l. 冂 冂 | |.| | 冂 冂 ｜|.| | {ﾆﾆﾆ}.￣￣￣￣{ﾆﾆﾆ}.￣￣￣￣{ﾆﾆﾆ}~￣￣￣￣ {ﾆﾆﾆ}￣ |ｴｴ｢￣|￣￣|￣|ｴｴ｢￣|￣￣|￣ |ｴｴ「￣|￣￣|￣~|ｴｴ「￣ |,,ｴ,| l | |,,ｴ,| l | |,,ｴ,| l | |,,ｴ,| |,ｴ,,| l | |,ｴ,,| l | |,ｴ,,| l | |,ｴ,,| ／ ￣ ￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ＜オギャー |┃三 ガラッ |┃ ＿＿＿_ |┃／ ＼ |┃ ノ ヽ､_ ＼ |┃ （●） （●） ＼ 生まれたかお？ |┃ （__人__） |⌒) |┃ ｀ ⌒´ ／/ （⌒ヽ ￣ ／ |┃ノ / |┃ < |┃ ヽ |┃／ > ） |┃ (＿＿) く:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.::/.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.l!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:l:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.l . ＼:./:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:〃:.:.:.:.:.:.ｌｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.l:.:.:.V:.:.:.:.:.:.l L:.:.:.:.:.:::/:.:.:.:.:.:.:.〃::.:.:.:＿:〃:.:.:.:.:.:.:.l !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:l:.:.:.:V:.:.:.:.:.:l ` - _l:.:.:.:.:.:.:.:l ｢:._二_:.:.｢l:.:.:.:.:.:.:.:.l L:.__:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.l!:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.l T¨¨ ＜ ｀＞r;＝ﾄ!ゝ- _＿l l:.:.:__:.:.-:､⊥:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.|!:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.! |:.:.:.:.:.l ,〃戈::::::l ` ｀＞≠ミ､:.l!｀:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.l:l:.:.:.:l:.:.:.:.:.:j |:.:.:.:.:.l L! l:::::::::::! ' ｒ._)::::::::`ﾑL_:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.l::l＿ﾉ:.:.:.:./ おめでとうございます |:.:.:.:.:.l ﾄｲrv,′ /:::::::::::::lヽﾄ:.:`:.-:.｣:.:.:.:.:l::.:.:.:.:.:.:.:./ 元気な若君にございます。 |:.:.:.:.:.l ｀¨¨¨´ l:,ｨ_r;::::;′ﾊ!:.:.:.:.:.:.T＞'::.:.:.:.:.:.:.:.' |:.:.:.:.:.ﾊ ' `弋ﾑ∨ ,ｲ:.:.:.:.:.:.:.:::::/::/:.:.:.:.:.:.:.:.' |:.:.:.:.:.:.::＼ ｀ ｰ ￣´ l:.:.:.:.:.:.:.:.:::/::/::.:.:.:.:.:.:.:,′ |:.:.:.:.:.:.:::::::l ヽ _. ィ:.:.:.:.:.:/:.:/:.:ｲ::.:.:.:.:.:.:.:,′ |:.:.:.:.:.:.::::::l::::::::::｀ ､＿___ - 7::::/.:.:.:.:./:.:::::::::l!:::.:.:.:.:.:.:.:' |:.:.:.:.:.:.:::::l::::::::::::::::::::::l !:::/.:.:.:.:./:.:.:.:::::/l:::.:.:.:.:.:.:.:l |:.:.:.:.:.:.::::l:::::::__,rvィ´ j ∨.:.:.:.:./:.:.::::::/:::l:::.:.:.:.:.:.:.:! |:.:.:.:.:.:.:::l／ ／／ ' ./:.:.:.:.:/:.:.::::::/:::::l:::.:.:.:.:.:.:.l |:.:.:.:.:.:::::l ./ / /:.:.:.:.:/:.:.::::::入:::::l:::.:.:.:.:.:.:l |:.:.:.:.:.:::::l / / ｀ ,＿＿ /:.:.:.:.:/:.:.:::::::/ ヽl::::.:.:.:.:.i:l ＿＿＿_ ／ ＼ ／ _ノ ヽ､_ ＼ エウドキアは？ ／ oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo ＼ エウドキアは無事かお？ | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ _,. -ｧ――‐-- ､_ ／ ノ* , - '^⌒"´｀丶、 ／ ノ r'´ ヽ / ﾉ * ﾉ ／ , ､ ヽ / l l // , ／, jl i ', / ､_ l l l l/＿/_,ｨ// __ﾑ! l l l 大丈夫ですよ。 ￣|｀lヽj * 〈 l ,lｨ'_.ノ'´ﾉｨ' ,ｨﾘ l,' l l ,l l l { 'l下T::::T' /／ﾅ!;Tﾘ lj l 皇帝が出産のたびにうろたえんじゃねーです。 l l '､ }､' ﾄ 'ー' ´ , 'ｰｲ /ﾘリ みっともない。 l l ヽ* '､ヽ',"" "ﾂﾉノ l l l { ヾ>､ ‐_,.ィ"l´ l l l 入 l^ヽミｴ二､ l *l ,' ,' / ,イ rt, *'､, -‐ﾛ‐-ﾐt l ,' ,' l ｲ (l ヽ／||ヽ. ﾊ l ,' ,' K l ', |l| (lﾍ) l / / ,ハ､、 l * l, |ll| (l '､ l / /l / ﾉ l l |{l}| (lてy / / l / くｰ- ､ ､__,j､＿V!l | {l (ﾍ ＿＿＿_ ／ ＼ ／ _ノ ヽ､_ ＼ ／ oﾟ⌒ ⌒ﾟo ＼ よかった、本当によかったお。 | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ ／￣＼ | | ＼＿／ | ／ ￣ ￣ ＼ ／ ＼ ／ ＼ よかったな兄上、おめでとう！ ／ ⌒ ⌒ ＼ | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ ／￣￣￣￣￣￣￣ ＼ ／￣￣￣￣＼ | | | ／＼ | |＿＿_| ＋ |_| |＿＿＿＿__| ／ _ノ ＼ | （ ⌒）（⌒） おめでとうございます。 . | （__人__） いや母子共々ご無事で何よりですな。 | ｀ ⌒´ﾉ . | } . ヽ } ヽ ノ / く ___ | ＼ | | | |ヽ、二⌒) ＿＿＿_ ／ ＼ テオドロス・・・セルギオス・・・ ／ _ノ ヽ､_ ＼ 二人ともありがとうだお。 ／ oﾟ⌒ ⌒ﾟo ＼ これもみんなのおかげだお。 | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ ｀丶､_/,ｯ''"´ ｀ー ､ -ﾝ'ﾆ丶、 丶 ,ｨｼ'´ i ｀`ヽ' ヽ~ ヽ 丶 ／/ / l ,i 、 丶 ､l , l! 丶 く_/ / ,l' ﾊ ヽ i lー ―ヽ 丶 / /, l ,/l / l lヽ l! ヽ' l｀ l 丶 // ,r''ナｧ┼-// , l/ ‐l-l､」_ll ゝ ヽr::､ 、 丶、 ,' l ,' ,// ,ﾘ/,// / ,ﾘ l/ l｀|ﾞト（ ヽl / l-'"/ ,, - '" l ,! ll ,ﾑzｷ=</ / / ,z=ｧ=-､jl l〉 〉 ﾝlﾆ l /,r''" あーあー、もー何泣いてやがるですか。 lハ ll 〈,仏:::::::lノ ｨ'"/::::::::::ﾞト､ ,{ l/´ l ほんとにどうしようもねーやつです。 l ヽ ll l{｀く::::::ﾉ つ::::::::jﾘ'/,ゝ, / l ヾj>'^ヽ､77′ 、 /`ｰ(ﾆｿ/f ﾆ;ﾆ i′ l ／ 'ヾヽ_）'' ＿＿＿ ///ﾅノィ' ' ,ﾉ l j ﾆヽ〉,､ 丶 __,ノ "｡j ､/_ } l ry Y l ｀丶 ､ _ ,, -'ｼ' ´l` ,ノ l ,Xh ,､ ,ｨﾌヾr-rv'７ﾐi'' ""´_,,..ﾙ' l'Y^U⌒ヽ l ,乃`ー''‐'"､jﾉ /ﾌ,ムzゝ=<´、 ﾘ ﾝiﾆ ／ノ,. ―-くn l ,' ｀^し^'J7(_ rﾁ''"´ ,ｲ介､`ヾﾔ ' ｆ ,」,/,';; , ｀'ト､ l / /'"ﾊヽ-‐ｼｹlｴl:ﾄ 、/ l /_ / V/ //／ /V ヽ / ,ク/r'ヾ''" //h !lヾ:) ~ﾊ`ノ r1l //' / l) ヽ / ,( /,ﾉ //)ll l:l /, r'" r''ll< / / / ﾊ ヽ 612年、皇妃エウドキアは男児を出産した。 この男の子こそ、後の皇帝コンスタンティノス3世であった。 ヘラクレイオス・コンスタンティノス __＿ ／ノへゝ | ＼´-｀）ゝ ＼__￣￣ヾ. ＼＿＿/ ―― AD.612 7月 コンスタンティノープル 大宮殿 r, ┃ f'ﾄ、 † _!｣^f_ <;;> _,.i.|.Ⅱ.i.,_ ,.４、. ,-;'::7::,':.｡.:',.:.',ヽ, ／. ＼. r'.,'・,'.:ﾟ:i: : :.:!:ﾟ:..',.:ヽ, | | /.,'｡/:・:.:!:.:・:.i:.:・:.',:.｡',:、 r:9t | .| ,' ,' :.i : : :.|.:.:.:.:| : : :i: : :',ヽ r:9t a_., '"ヘﾞ'､ rf、 i. .| | ｨﾖﾄ=gf＝ｲﾀ=rﾃ:=:fﾄ＝:iﾄ,=I=', iﾋ,. i. r~ｰv, '"ヘﾞ'､,.rt ｲﾄ'i／(o)ヽ }ｲiγ台ヽ|. |! 〉!ﾄ__fii___5i___Ｈ~__白 _.Ｆi__i__.i.._Fiγ台ヽf-'~》／(o)ヽ }｢', , └!=============== | |===========t===============================i:┘ , -'"く, || l. :l.冂.l. .|. i I二I | .!. ! ll | ,..尸''",´('')｀,ﾞ''弋!､.|..l.iI二I:l.| | i:I二I:i.| |...l.冂.l: | || iｗi ／i／冫.l r='===============! !=='-=''"´========｀ﾞ''=-'=======================〔ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{冫!l.i l |;二;.ﾆﾆﾆﾆ;二;二二 | .|.ニ;二;ﾆﾆニニニニﾆﾆ;二;ﾆﾆニ;二;ﾆ二二;二;ﾆﾆﾆﾆ;ニ|| rｭ rｭ i ri.!l.i ; 1._. .|| | r=:t....「~「 ￣. i i.「~「"「 ..「 .「 ￣ .「 .「 「 .「 「r=t「 .「 ￣￣.「~「. r:=:ｔ...| ||::::‐‐‐‐‐=ri yﾖﾒf Ht,. || | |士| | | i´｀i !r､ ,r、ｒ!i . | |´｀| |..i´｀! | |´｀| | |.| . || | i´｀i | | |士| | ||;;:: ,f,ヵｱk什;'- ' 卅k､.|| |__＝=..,,| |__'==' ﾄ〃>ゞ.ｨ| . | |==| |..'=='..| |==| | | Θ.| |.._'=='_..| |,,..=＝__| ||::!,.fｨ=';^"´ ,,..- ' -,,."' || |,γ''ヽ...| | , --t:=====t; . | |iュ| |:二ﾆ | |iュ! |..ΘΘΘ| , --､ .| |..γ''ヽ..| ||::!.,,.,:-;.''「´.| | ; |.. i｀ﾞ'|| | |..:::::::|..| | |'⌒'| || . | | . .| |.ｒ＝i..| | | | .い山り.| |'⌒'.|..| |. l...::::::l | ||::!!l | .| |. | | ; |.. |..: || | |. fb::|..| | |i十:| || . | |rｰ| |.|==.|!| |rｰ| | |.|||:|.| | |!十!|..| |. |fb::::| | ||::!!l |. | | .| | ; |.. |..: ||._.|_|_i!〈fi...| | i.____| || . | ||....| |.|. |!| ||....| | |.|||:|.| | |.___..|..| |. i!〈f:::| |._.||::!!l | .| |. | | : |.. |..:..!___i_l 「~.|:二二二二| |二二二二二二二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ |||:|ﾆ二二二二二「~.|二i.___i::!!| |. | | .| | : |,..;-'"≡≡.|.__|≡≡≡≡:| |:≡:≡≡≡≡≡≡≡:≡:≡ |||:| ≡.≡:≡≡≡|.__|≡≡≡i.| | .| |. | | : 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三:|||:| 三三三三三三三三三三三＝コ.士 土 二r=tl二∩二∩二∩二∩二∩二∩二:∩二:∩:二:∩二:∩ﾆ}. |::{ﾆ∩二∩二∩二∩二lr=t二二二二二 ―i__.i―i⌒i――i⌒i――i⌒i――:i⌒i――:i⌒i――:i⌒i ― r:===t`i――i⌒i――i⌒i―i__.i――――― .. ..└:┘―:└:┘―:└:┘―::└:┘―::└:┘:―:└:┘‐ r',;;;;,､::l:┘―:└:┘―:└:┘―――――― ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― _＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ , '´〈 ｜ l ト-‐ヽ ／ /｀ヽ , ､| _／ヽ‐‐ヽ丶、＼ / ┌く､／￣/ ヽ ヽ ヽl / | ./ / ヽ ＼ | _,|_/ / ｜ ! ､ ヽ │ | / / | l ! ｌ ! !ヽ ! |/ / / /! !| | ｜ ! |l│ ペルシャ軍はシリアから更に侵攻する | | / / / | !l. /|ﾚ }ｲ │ | !| 構えをみせているであります。 │ | | -/l ‐,t/-､|l | /, -┬,〉 ! | l | ! | 〆-;'‐┬ /' | / |ソﾉ | ! / このままですとシリア全土どころか / / | | !｀ lヽﾉ' ' |/ '"´ l /| / パレスティナ、エジプトも危ないであります。 / / ヽト､ ヽ ￣´ , |' !/ヽ､＿ ／〃 | !ヽ｀ゝ , ｲ :|'´￣＼二ﾆ‐ '´／ ／| / | |｀ヽ､ ￣ ／,‐| :! >ｰ､ ∠_ , '／ |/| ! !::｀ｰ.ﾆ - ､__／ヽ/ ｜ | ／ ヽ , ‐=ｰ ─ ∠. ‐'´ ｜Λ/ヽ ヽ _:::::￣｀:V:|.=‐- ､| ! ／ ∨| / ￣＼ ￣ ＼ ﾚ' ／:＼ ヽ｀ｰ-､::_丿）::｀ヽ! /／ { !､ ./ ｜ ー -ヽ／｀ヽ:::::ヽ ヽ ー/ヽ}〈 :::::: ! /ヽ l ヽ / | l | .| ＼ ヽ:::::ヽヽ:/ ヽ ＼:::!,ｲ ヽ ＿ - ! l / ! | | /::＼ ‐─‐ ヽ ＼:::ヽヽ ! l:/::| | / ／ ' | 将軍 ボノス 元老院議員、軍人としても有能 .,Å､ .r-‐i'''''''''''i''''‐-､ o| ｏ! .ｏ i ｏ !o |＼__|｀‐´｀‐／|__/| |＿＿＿＿＿＿__|（ ;;;;( ／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;) ／ （─） （─ /;;／ ･･･貢納金を条件とした和平も蹴られたかお。 | （__人__） l;;,´ / ∩ ノ)━・'／ ( ＼ ／ ＿ノ´.| | . ＼ " ／＿＿| | ＼ ／＿＿＿ ／ .,Å､ .r-‐i'''''''''''i''''‐-､ o| ｏ! .ｏ i ｏ !o .|＼__|｀‐´｀‐／|__/| |＿＿＿＿＿＿__| ／ ＼ , , ／＼ ・・・こうなれば ／ （●） （●） ＼ ペルシャと一戦交えるまでだお。 | （__人__） | やる夫が自ら出陣するお。 ＼ ` ⌒ ´ ,／ . /￣￣￣￣￣〆⌒,ﾆつ | ,＿_＿ﾞ＿__､rヾｲｿ⊃ | ｀l￣ . | | 〈 ／: : : : : : : : : : : : : l : : :＼ /ミ7（_:_:_: /: : /: : :l : : : :.| : : : :.ﾊ ﾊﾐ/:ヘ _ _,' _ _,'ｰ ‐:|: : : : .l ー ﾆ ﾊ ,' :７: : : : : ,!: : :/: :/:::l::: : : : |!: :.ﾄ!: : : :l {: :l/|: : :i: ;|: ┼|-ｘ::::/:: ./ｊ/ｧ|:/T:1: . :|! ・・・陛下直々にでありますか？ |: |l !: : :|::::|::/__!_卞:|::::./ 仏=ミ,|::: l: : |l! | l!: :ｌ: : l :::ドﾄ､ｯ「` ｊ／ 'ﾋzﾂ 'ﾞ|::::.| :.ｊ | ｊ !: : :＼ﾄ､:{ ´￣ ﾉ_:ィ」ﾉ /: : : : :: :|:::弌 ' ｲ:::|乂 ／: : : :/: : :|::: |::ゝ､ 冖 ／ｌ:. |::: :＼_／｀ヽ __ _, ィ: : ;ｨ ::::/: : : :ｌ::: l::::」:_＞ ､ _,. ｨ_::::: |:..|::::: ／ ,.-‐|-┐ ＿ _￣￣ ﾉ::::/|ﾊ::: : ﾄ､:.l::|;;:::｀:::ｰ┐/;;|､川:.:l!／ ／ | /´｀ヽ ￣￣｀`'ｰ-! ､|:._从ﾊ:'ト ､::::::::::Y:;;/／ |:.K ´＿ | ! ＼ 丁 ヾ､二三仁刀 !ｊ' }二／ { { ＿_ ／＼ ＿ _ _ヽ ﾍ | | ﾍ / |´ ﾉ ﾉ ｿ::::::::::::）-‐ ￣ ヽ ＼ | |l |ノ `, - ──-〈 / /:::::::::::〈 } | ﾊ | ∨ ヽ ／￣＼ | | ＼＿／ | ／￣￣￣ ＼ ／ノ :::: ＼::::: u ＼ ちょっと待った、兄上！ ／ <●>::::<●> ＼ 皇帝自ら戦場に立つなんて | （__人__） | 久しく行われていないんだぞ？ ＼ .｀ ⌒´ ／ ―― 4世紀末の皇帝テオドシウスを最後に、皇帝は長い間戦場に出ていなかった。 .,Å､ .r-‐i'''''''''''i''''‐-､ o| ｏ! .ｏ i ｏ !o |＼__|｀‐´｀‐／|__/| だからこそだお。 |＿＿＿＿＿＿__|（ ;;;;( ／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;) この未曽有の危機を救うためには ／ （●） （─ /;;／ かつてのローマ皇帝がそうしていたように | （__人__） l;;,´ 皇帝が戦場に立つ必要があるんだお。 / ∩ ノ)━・'／ ( ＼ ／ ＿ノ´.| | . ＼ " ／＿＿| | ＼ ／＿＿＿ ／ .,Å､ .r-‐i'''''''''''i''''‐-､ o| ｏ! .ｏ i ｏ !o .|＼__|｀‐´｀‐／|__/| |＿＿＿＿＿＿__| ／＼ ／＼ ／（ ●） （●）＼ 出陣は9月！ ／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼ それまで怠りなく準備を整えておくように | |r┬-| | ＼ ｀ ー'´ ／ ／￣＼ | | ＼＿／ | （義姉上が出産してからの、この変わり様 .／￣￣￣ ＼ ・・・相変わらずだな。） ／ ::－:::::::::－:: ＼ ／ <●>::::::<●> u ＼ | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ ／￣￣￣￣￣￣￣ ＼ ＿ ,. ‐ ''"´::::::::::::￣｀ ' ‐ 、 ,. -‐／:::::::::i^ヽ､:::::::::::,. １:::::::::::::::丶 ／ ／::::::::::|:::|-ー-ｰ-‐ーｰ|:::::|::::::::::::::::ヽ , '::::::,::::::::::l:::| |:::::l::::::::l:::::::::::ヽ /:::::::::|::::::::::,!::| |::::ﾊ::::::::!::::::::ｌ::::i /:::::/:::::!::::::::ハ:! !:/ ,i::::::|:::::::::l::::l , ':::::/::::::::!:::::,'丶ﾘ、 、 ,l/,／ i:::::!:::::::::|::::| 申し上げます！ ／::／ｵ::::::::|:::::l ,. ,=､` `^,＝､ 、 !:::l::::::::::|::::| ｰ´‐'" /'|:::!:::::!::::!/ ﾊ_ノi ｌ､__ハヽ!:/::::::::::|::::| / ヽ|::::::!:::|{. Ｎ::::l.| 、 , Ｎ:::::} ! }ｲ:::::::::::;!::::! |:::::::ヽ! 弋z.ソ ,}⌒{ 弋.z,ソ , |:::::::::/!::::l |::::i::::::ﾄ 、＿ ノ ヽ､ ＿_,ノ !::::::/.'.i::/ |:::ﾊ:::::ゝ,、 ｒ ' ´￣ ｀i ,. ｲ::::/::::::ﾘ . |::| ヽ::::::!/ ` ｰ￣,二￣‐'7". . .|::,ﾍ:::::::| ヽ! ハ::::!､ . . . . ├―‐-/ . . . .l/ , ﾍ::::l !::ヾ､|､ヽ . . . .| ,/ . . . . ／／ 〉::l !:::::|ヽ ＼＼. . ! ,/. . . .／／ ／ i::::l ／￣＼ | | ＼＿／ | ／￣￣￣ ＼ ／ ＼ .＼ 何事か、今は軍議中だぞ！ ／ <●>:::::::＼ 後にしろ。 | （__人__）│ ＼ .｀ ⌒／ ／ ＼ ＿ ,. ‐ ''"´::::::::::::￣｀ ' ‐ 、 ,. -‐／:::::::::i^ヽ､:::::::::::,. １:::::::::::::::丶 ／ ／::::::::::|:::|-ー-ｰ-‐ーｰ|:::::|::::::::::::::::ヽ , '::::::,::::::::::l:::| |:::::l::::::::l:::::::::::ヽ /:::::::::|::::::::::,!::| |::::ﾊ::::::::!::::::::ｌ::::i /:::::/:::::!::::::::ハ:! !:/ ,i::::::|:::::::::l::::l , ':::::/::::::::!:::::,'丶ﾘ、 、 ,l/,／ i:::::!:::::::::|::::| し、しかし… ／::／ｵ::::::::|:::::l ,. ,=､` `^,＝､ 、 !:::l::::::::::|::::| 火急の報せにございます。 ｰ´‐'" /'|:::!:::::!::::!/ ﾊ_ノi ｌ､__ハヽ!:/::::::::::|::::| / ヽ|::::::!:::|{. Ｎ::::l.| 、 , Ｎ:::::} ! }ｲ:::::::::::;!::::! |:::::::ヽ! 弋z.ソ ,}⌒{ 弋.z,ソ , |:::::::::/!::::l |::::i::::::ﾄ 、＿ ノ ヽ､ ＿_,ノ !::::::/.'.i::/ |:::ﾊ:::::ゝ,、 ｒ ' ´￣ ｀i ,. ｲ::::/::::::ﾘ . |::| ヽ::::::!/ ` ｰ￣,二￣‐'7". . .|::,ﾍ:::::::| ヽ! ハ::::!､ . . . . ├―‐-/ . . . .l/ , ﾍ::::l !::ヾ､|､ヽ . . . .| ,/ . . . . ／／ 〉::l !:::::|ヽ ＼＼. . ! ,/. . . .／／ ／ i::::l .,Å､ .r-‐i'''''''''''i''''‐-､ o| ｏ! .ｏ i ｏ !o .|＼__|｀‐´｀‐／|__/| |＿＿＿＿＿＿__| ／ ─ ─ ＼ どうしたんだお？ ／ （●） （●） ＼ | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ ＿ ,. ‐ ''"´::::::::::::￣｀ ' ‐ 、 ,. -‐／:::::::::i^ヽ､:::::::::::,. １:::::::::::::::丶 ／ ／::::::::::|:::|-ー-ｰ-‐ーｰ|:::::|::::::::::::::::ヽ , '::::::,::::::::::l:::| |:::::l::::::::l:::::::::::ヽ /:::::::::|::::::::::,!::| |::::ﾊ::::::::!::::::::ｌ::::i /:::::/:::::!::::::::ハ:! u !:/ ,i::::::|:::::::::l::::l , ':::::/::::::::!:::::,'丶ﾘ、 、 ,l/,／ i:::::!:::::::::|::::| ・・・エウドキア様が、エウドキア様が ／::／ｵ::::::::|:::::l ,. ,=､` `^,＝､ 、 !:::l::::::::::|::::| ｰ´‐'" /'|:::!:::::!::::!/ ﾊ_ノi ｌ､__ハヽ!:/::::::::::|::::| / ヽ|::::::!:::|{. Ｎ::::l.| 、 , Ｎ:::::} ! }ｲ:::::::::::;!::::! |:::::::ヽ! 弋z.ソ ,}⌒{ 弋.z,ソ , |:::::::::/!::::l |::::i::::::ﾄ 、＿ ノ ヽ､ ＿_,ノ !::::::/.'.i::/ |:::ﾊ:::::ゝ,、 ｒ ' ´￣ ｀i ,. ｲ::::/::::::ﾘ . |::| ヽ::::::!/ ` ｰ￣,二￣‐'7". . .|::,ﾍ:::::::| ヽ! ハ::::!､ . . . . ├―‐-/ . . . .l/ , ﾍ::::l !::ヾ､|､ヽ . . . .| ,/ . . . . ／／ 〉::l !:::::|ヽ ＼＼. . ! ,/. . . .／／ ／ i::::l .,Å､ .r-‐i'''''''''''i''''‐-､ o| ｏ! .ｏ i ｏ !o .|＼__|｀‐´｀‐／|__/| |＿＿＿＿＿＿__| ／ ─ ─ ＼ ／ （○） （○） ＼ | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ ――― エウドキア様がご危篤の由！ |┃三 ガラッ |┃ ＿＿＿_ |┃／ ＼ |┃ﾟ ノ ヽ､_ ＼ ――‐.|┃:（●）) (（●）)ﾟo ＼ エウドキア！ |┃ （__人__） |⌒) |┃ ｀ ⌒´ ／/ （⌒ヽ ￣ ／ |┃ノ / |┃ < |┃ ヽ |┃／ > ） |┃ (＿＿) : : :/: : : :/: : : : : : /: : : : : l: : : : : : l: : : : : : l: : : : : :', :ヽ: :＼: : ＼ : : :/ : : : ,': : : : : : ,': : : : : : l: : : : : : :!: : : : : : :!: : : : : :',: : ',: : :ヽ: : : :/: : : : ,': : : : : : ,' : : : : : : l: : : : : : :l: : : : : : : ! : : : : : i: : :',: : : ヽ: : ,': : : : : i: : : : : : i: : : : : : : l: : : : : : : li: : : : : : :.l:＿＿_ l: : :.', : : : ﾊ: : : : : :l: : : : :￣!:￣_¨二ｺ=‐-: : : : :!l -‐ニ三l＿ _: : :.!: : :.',: : : : ,ゝ : : : : : l: : : : : : l ﾆz==､＝ミ――‐┘￣'z=＝,＝=､┬' : : : i: , イ: : ･･･陛下 T ‐- ､T ¨l￣l ｲ/ﾄ--ｲ::r-i ゛ 7ﾄ-ｲ::::r､}ヾ!〉_.. ィ ´ : :!: : |:l: :l: : : : : l: : ! ′Vﾍ__ﾉ ! Vヽ_ノ ﾉ ´/: : l: :l : l:!: : |:l: :l: : : : : l: : ﾄ､ `ー―‐' `ー―‐' /: : /: :l: :l l: : | l: :!: : : : :.!: : !､! ! /: : /: : l: :l: !: : | l: :l: : : : : !: : ! ﾍ. ー－- /: : /: : /: ,' !: : |: !: l: : : : : ! : l : : ヽ､ , ィ/: : /: : /: /l : l : |: l: :!: : : : :l: : l: : : : : !:l¨ ‐- ..._ _.. - イ: l:/: : /: : /: /: l : l: : |: l: :l : : : : !: : !、: : : :l ',: : : :l ￣ l／: : :/: : /: /: : l : l: : |: :!: l: : : : :l: : l ヽ、: : l: ヽ、ﾉ ／ : : : /: : /: /: : : l : l: : ＿＿＿ ／ ＼ ／ノ ＼ u. ＼ エウドキアはどうしたんだお！！？ ／ （●） （●） ＼ | （__人__） u. | ＼ u.｀ ⌒´ ／ : : :/: : : :/: : : : : : /: : : : : l: : : : : : l: : : : : : l: : : : : :', :ヽ: :＼: : ＼ : : :/ : : : ,': : : : : : ,': : : : : : l: : : : : : :!: : : : : : :!: : : : : :',: : ',: : :ヽ: : : :/: : : : ,': : : : : : ,' : : : : : : l: : : : : : :l: : : : : : : ! : : : : : i: : :',: : : ヽ: : ,': : : : : i: : : : : : i: : : : : : : l: : : : : : : li: : : : : : :.l:＿＿_ l: : :.', : : : ﾊ: : : : : :l: : : : :￣!:￣_¨二ｺ=‐-: : : : :!l -‐ニ三l＿ _: : :.!: : :.',: : : : ,ゝ 産後の経過は順調でございましたが : : : : : l: : : : : : l ﾆz==､＝ミ――‐┘￣'z=＝,＝=､┬' : : : i: , イ: : 今日になり突如意識を失われ容体が急変いたしました。 T ‐- ､T ¨l￣l ｲ/ﾄ--ｲ::r-i ゛ 7ﾄ-ｲ::::r､}ヾ!〉_.. ィ ´ : :!: : 現在とても危険な状態です。 |:l: :l: : : : : l: : ! ′Vﾍ__ﾉ ! Vヽ_ノ ﾉ ´/: : l: :l : l:!: : |:l: :l: : : : : l: : ﾄ､ `ー―‐' `ー―‐' /: : /: :l: :l l: : | l: :!: : : : :.!: : !､! ! /: : /: : l: :l: !: : | l: :l: : : : : !: : ! ﾍ. ー－- /: : /: : /: ,' !: : |: !: l: : : : : ! : l : : ヽ､ , ィ/: : /: : /: /l : l : |: l: :!: : : : :l: : l: : : : : !:l¨ ‐- ..._ _.. - イ: l:/: : /: : /: /: l : l: : |: l: :l : : : : !: : !、: : : :l ',: : : :l ￣ l／: : :/: : /: /: : l : l: : |: :!: l: : : : :l: : l ヽ、: : l: ヽ、ﾉ ／ : : : /: : /: /: : : l : l: : ＿＿＿_ ／ノ ヽ､_＼ ／（ ○）}liil{（○）＼ ・・・そんな！ ／ （__人__） ＼ | ヽ |!!il|!|!l| / | ＼ |ｪｪｪｪ| ／ コンスタンティノスを無事出産したエウドキアであったが やはり出産は彼女の体に相当な負担をかけた為であろう 出産から二ヶ月後、彼女は突如昏睡状態に陥った。 , - ￣ ￣ 、 ／ ヽ ／ ／ ヽヽ / / ／ ､ l / / ／ ／ / l l ｌ l | / / ／ ／ /／/ | l l | | . | / / ,／ ／ / ハ |、| l | l ! ／―／ ／ /―ヽ、| | | | | l / ／ ／ ヽｌ | | | | | l l､ 、 _ _ , ヽ | | | | | ヽlヽ '￣ ￣｀ ハ |｜ | | | l ｀ l ､ _ ／ l l/ | | | l ,. ､＿ ｀＞ ＿ ＜ l / l | エウドキアはそれから一ヵ月意識を失ったままだった。 ヘラクレイオスはただやせ細っていくエウドキアの傍に付添い その手を握りながら神にエウドキアの快癒を祈るばかりであった。 ＿＿＿_ ／ ＼ ／ ─ ─ ＼ ／ （○） （○） ＼ | ヽ （__人__） / | ＼ ｀ ⌒´ ／ ／￣＼ | | ＼＿／ | ／￣￣￣ ＼ ／丶 :::: ::／ ＼ 兄上。 ／ <●>::::<●> ＼ 寝ずに付き添ってたら体に毒だ。 | （__人__） | とりあえず休め。 ＼ .｀ ⌒´ ／ ／￣￣￣￣＼ | | | ／＼ | |＿＿_| ＋ |_| |＿＿＿＿__| ／ _ノ ＼ | （ ●）（●） テオドロス殿の仰るとおりです。 . | （__人__） このままでは陛下までお体を壊してしまいましょう。 | ｀ ⌒´ﾉ . | } . ヽ } ヽ ノ / く | ＼ | |ヽ、二⌒) もう過ぎてませんか？ ５月に出産して、容体が急変したのは７月 この段階では8月です。 分かりにくいですね、すいません。 ＿＿＿_ ／ ＼ ／ ─ ─ ＼ ・・・・・・・・・ ／ （○） （○） ＼ やる夫は・・・やる夫は無力だお。 | ヽ （__人__） / | ＼ ｀ ⌒´ ／ ＿＿＿_ ／ ＼ ／ ─ ─ ＼ ・・・何が英雄だお、何が皇帝だお。 ／ （○） （○） ＼ やる夫は大事な人一人、救うことができないお・・・。 | ヽ （__人__） / | ＼ ｀ ⌒´ ／ ／￣＼ | | ＼＿／ | .／￣￣￣ ＼ ／ ::－:::::::::－:: ＼ ・・・兄上。 ／ <●>::::::<●> ＼ | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ ／￣￣￣￣￣￣￣ ＼ ／￣￣￣￣＼ | | | ／＼ | |＿＿_| ＋ |_| |＿＿＿＿__| ／ _ノ ＼ | （ ●）（●） ・・・陛下。 . | （__人__） | ｀ ⌒´ﾉ . | } . ヽ } ヽ ノ / く | ＼ | |ヽ、二⌒) : : :/: : : :/: : : : : : /: : : : : l: : : : : : l: : : : : : l: : : : : :', :ヽ: :＼: : ＼ : : :/ : : : ,': : : : : : ,': : : : : : l: : : : : : :!: : : : : : :!: : : : : :',: : ',: : :ヽ: : : :/: : : : ,': : : : : : ,' : : : : : : l: : : : : : :l: : : : : : : ! : : : : : i: : :',: : : ヽ: : ,': : : : : i: : : : : : i: : : : : : : l: : : : : : : li: : : : : : :.l:＿＿_ l: : :.', : : : ﾊ: : : : : :l: : : : :￣!:￣_¨二ｺ=‐-: : : : :!l -‐ニ三l＿ _: : :.!: : :.',: : : : ,ゝ 申し上げます、陛下。 : : : : : l: : : : : : l ﾆz==､＝ミ――‐┘￣'z=＝,＝=､┬' : : : i: , イ: : エウドキア様の意識が戻られました。 T ‐- ､T ¨l￣l ｲ/ﾄ--ｲ::r-i ゛ 7ﾄ-ｲ::::r､}ヾ!〉_.. ィ ´ : :!: : |:l: :l: : : : : l: : ! ′Vﾍ__ﾉ ! Vヽ_ノ ﾉ ´/: : l: :l : l:!: : ・・・陛下にお話があるそうです。 |:l: :l: : : : : l: : ﾄ､ `ー―‐' `ー―‐' /: : /: :l: :l l: : | l: :!: : : : :.!: : !､! ! /: : /: : l: :l: !: : | l: :l: : : : : !: : ! ﾍ. ー－- /: : /: : /: ,' !: : |: !: l: : : : : ! : l : : ヽ､ , ィ/: : /: : /: /l : l : |: l: :!: : : : :l: : l: : : : : !:l¨ ‐- ..._ _.. - イ: l:/: : /: : /: /: l : l: : |: l: :l : : : : !: : !、: : : :l ',: : : :l ￣ l／: : :/: : /: /: : l : l: : |: :!: l: : : : :l: : l ヽ、: : l: ヽ、ﾉ ／ : : : /: : /: /: : : l : l: : ＿＿＿_ ／ ＼ ・・・！ ／ ─ ─ ＼ 分かったお。 ／ （●） （●） ＼ 今いくお。 | ヽ （__人__） / | ＼ ｀ ⌒´ ／ ＿＿＿_ ／ ＼ エウドキア ／ ─ ─ ＼ ／ （●） （●） ＼ ･･･聞こえるかお？ | ヽ （__人__） / | 具合はどうかお？ ＼ ｀ ⌒´ ／ ＿,,r―:;;;;;;;:::====- ､...__ _,r'''"; ; ; ,r''" ／ ﾞ｀`ヽ., - ―‐- ､ . ,;;'´: : : : : :.:/ ／ .／ ヽ. ﾞヽ ヽ . ,／ /: ; ; : : : ;;| ../ / ／ i ﾄ ヽ ヽ | .く; ;;/; ; : ; ; ; : ;:|/ ./ /./ ,: ／ ./,| ji | ﾞ､ l.! ｌ ヽ/; ; ; ; ; ; : : :| .;' / / / / ,/ //:| | ﾞiﾞi | / やる夫。 /,!'; ; ; |; ; ; ; : :| .;' ./ / ;' /______,, !_| | | | || |／ / ;!; ; ; |; ; ; ;; :||i.| / .;' l .;'／...::/､.ﾞ｀/ ,r‐''!| || ' ･･･約束、守れなかったですね。 /|; ; ; ; |; ; ; ; ;;||./| | ;' / r''´i|!^ii-/ ,;ﾆ.,!/ i| すまねぇです。 / | ; ; ; |; ; ; ;;; ;;|| | ;!.// ヽ.ゝﾉ iij.| ;' .| |;; ; ; ;|; ; ; ;;; ;;|| ﾞi|//｀ ﾞﾞﾞﾞ ﾞi | | :| |;; ; ; |: : : : : :|＼ ＼_ ´.| | | .|; ; ; ;|; ; ; ; : ::||ヽ ￣ ー‐. ﾊ || /|;; ;; ; |; ; ; ; ; ; ;|.| ﾞ ､ ／i_l｣:ﾞV,! / |; ; ; |; ; ;; ; ; ;|ノ ﾞiヽ､._ ／ i |iヽi::ﾞ､ | ;; ; ;|; ; ; ;; ; ;|＼ .ﾞi;;;;;;;;;;|｀ ー', , {{〈､ｒ┘::::::::＼､ /| ; ; ;;|; ; ;; ; ;; ;{ ＼ ﾞ;;;;;;|ヽ/ // }}/､ﾌ:::::::::ヽﾞ､ / /| ; ; ;;|; ; ; ; ; ;!ﾌ ＼､ノ;;ﾞ､/,nヽ､ !V|∧:::ヽﾞ､ .､| ; ; ;;|: ; ;; ; ; ;;|ﾄ /＼ヽ ,.ィ｀不ヽ、ﾉﾉﾉ {{/_l｣:::::::::::ヽ.ヽ ,.‐:::| ; ; ;;|: ; ;; ; ; ;;|} // //'{l:l ヾ､ ｎﾆﾄ:::l::＼::::::::ヽ :::::| ; ; ;;|: ; ;; ; ; ;;|:::＼::ヽヽ//l>ｨlｌ:l__,ノ,､ ）},.イ::l::::::::ヽ:::::::| :::::| ; ; ; |: ; ;; ; ; ;;|::::::::,､::::｀ｲｌ:l. {.ｌ:｢´ 〃!V:::l::::::::::::::::| ＿＿＿_ ／ ＼ ・・・・・・ ／ _ノ ヽ､_ ＼ バカなこと言うもんじゃないお。 ／ （●） （●） ＼ きっと元気になるんだお。 | ヽ （__人__） / | ＼ ｀ ⌒´ ／ ＿＿,．--_-_- ．__ _∠/ _v__｀¨´ _vv_ヽ.__ ¨' -．_ ,ｨ´r_ ｲﾊ｀_,､__ ﾊﾊ _｀ヽ. ¨ ‐--ｫ ,ィ´ ´ﾊ ,ﾉ￣￣´ ￣￣ヽ､ﾌﾍ' ヽ.__ | ･･･・・・ . /ﾍア´￣|.:.:.:.:.:.!.:.:.|.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.｀ー､ _､＼ | ノi,ｨ´:/.:.:.:.:.| .:.:/!:|ヽ.:',.:.:＼.:.:ヽ..:.:.:.:.:.: ヽ.ﾊ¨ ｀ー'‐- ､ ＿__ . |_/:!.:.:!.:.:.:.:.:ﾊ.:/ﾉ.:| .:',∧:ヽ.:ヽ.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ:｀¨Tヽ._=Y= _二_Yｨ ﾝ . / !:!|.:.:|.:.:.:.:.:|::|'/.:.;ﾊ.:.:ﾊ:|＼:＼:＿:.ヽ.:.:.:. i.:.',:.:',.:.:＼￣¨ ‐．_￣ ｲV|:|:!',.:l.:.:.|.:.:|::,'.:./ !.:.l |:!-‐＜_｀ヽ｀.:',.:.:. |.: |､.:i､＿.:ヽ、.:.:.:.:.:￣¨ . |'ﾍ |:|:!:ヽ',.:.|ヽ|ﾉ-,''¨｜ﾉ l:! ＿ ヽ|､.:.|.:.:/.:.:|::',:|、.:.:￣￣.:.:.:.:.:.:.:.: . / ,!:l:ヽ.:.ヽ.i／:|/ _」' ﾘ ＿, -z' Y.:∧.:.:!ヽ!| ＼_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: . ,'v_ 代:',､:ヽ.:.ヽ.:.:i! _,ﾉ ￣´ ,':,ｲ/ﾊ.:|:::::i|＼.:.:.¨ヽ.＿＿ {,ﾎ | ',ﾍヽ ＼:ヽト=''´ zxx /'´,'ノ:::|/￣¨ ‐-．＿_.:.:.:.ヽ.￣ ヽ ﾉ ヽ', {＼｀ヽ＼_zxx `__ ,． 人＼__::::::::::::::::::::::::::::￣￣￣ ﾄvヽ ＼ヽ.＼:｀ヾ.￣ ／| :::＼＿｀¨:::::‐-．＿＿＿＿_ ヾ｀ | ｀ｭ､`.:､｀マ'ェｧ､‐-‐''´ jヽ＿＿_｀＞､‐-．＿＿＿＿_ ｀¨!｀ー- ､／.::.::`ーY｀ｧ-}｀'‐‐x― '´ ﾄ、,、,、:::::::::＼＿ ヽ、＿__ヽ-=､_,､f'/_ﾌｧ＝ァｿﾄ＝,ゝ､__} /ｲー--､:::::::::::｀¨ ‐-．__ ＿,,r―:;;;;;;;:::====- ､...__ _,r'''"; ; ; ,r''" ／ ﾞ｀`ヽ., - ―‐- ､ . ,;;'´: : : : : :.:/ ／ .／ ヽ. ﾞヽ ヽ . ,／ /: ; ; : : : ;;| ../ / ／ i ﾄ ヽ ヽ | .く; ;;/; ; : ; ; ; : ;:|/ ./ /./ ,: ／ ./,| ji | ﾞ､ l.! ｌ ヽ/; ; ; ; ; ; : : :| .;' / / / / ,/ //:| | ﾞiﾞi | / やる夫･･･。 /,!'; ; ; |; ; ; ; : :| .;' ./ / ;' /______,, !_| | | | || |／ 今までありがとうです。 / ;!; ; ; |; ; ; ;; :||i.| / .;' l .;'／...::/､.ﾞ｀/ ,r‐''!| || ' /|; ; ; ; |; ; ; ; ;;||./| | ;' / r''´i|!^ii-/ ,;ﾆ.,!/ i| / | ; ; ; |; ; ; ;;; ;;|| | ;!.// ヽ.ゝﾉ iij.| ;' .| |;; ; ; ;|; ; ; ;;; ;;|| ﾞi|//｀ ﾞﾞﾞﾞ ﾞi | | :| |;; ; ; |: : : : : :|＼ ＼_ ´.| | | .|; ; ; ;|; ; ; ; : ::||ヽ ￣ ー‐. ﾊ || /|;; ;; ; |; ; ; ; ; ; ;|.| ﾞ ､ ／i_l｣:ﾞV,! / |; ; ; |; ; ;; ; ; ;|ノ ﾞiヽ､._ ／ i |iヽi::ﾞ､ | ;; ; ;|; ; ; ;; ; ;|＼ .ﾞi;;;;;;;;;;|｀ ー', , {{〈､ｒ┘::::::::＼､ /| ; ; ;;|; ; ;; ; ;; ;{ ＼ ﾞ;;;;;;|ヽ/ // }}/､ﾌ:::::::::ヽﾞ､ / /| ; ; ;;|; ; ; ; ; ;!ﾌ ＼､ノ;;ﾞ､/,nヽ､ !V|∧:::ヽﾞ､ .､| ; ; ;;|: ; ;; ; ; ;;|ﾄ /＼ヽ ,.ィ｀不ヽ、ﾉﾉﾉ {{/_l｣:::::::::::ヽ.ヽ ,.‐:::| ; ; ;;|: ; ;; ; ; ;;|} // //'{l:l ヾ､ ｎﾆﾄ:::l::＼::::::::ヽ :::::| ; ; ;;|: ; ;; ; ; ;;|:::＼::ヽヽ//l>ｨlｌ:l__,ノ,､ ）},.イ::l::::::::ヽ:::::::| :::::| ; ; ; |: ; ;; ; ; ;;|::::::::,､::::｀ｲｌ:l. {.ｌ:｢´ 〃!V:::l::::::::::::::::| ＿＿＿ ／ ＼ ／ノ ＼ ＼ ･･･エウドキア？ ／ （●） （●） ＼ | ヽ （__人__） / | ＼ .｀ ⌒´ ／ ＿＿＿ ／ ＼ ／ ノ ＼ ＼ な、何を言ってるんだお。 ／｡（●） （●）。 ＼ やる夫の方こそ、エウドキアに感謝してるんだお | ヽ （__人__） / | してもし尽くせないくらいやる夫は感謝してるんだお。 ＼ .｀ ⌒´ ／ ＿＿＿_ ／ ＼ エウドキアがやる夫と結婚してくれなかったら ／ _ノ ヽ､_ ＼ やる夫は一生独りだったお。 ／ oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo ＼ | （__人__） | 不細工で甲斐性なしのやる夫なんてエウドキアくらいしか ＼ ｀ ⌒´ ／ もらってくれなかったお。 ＿＿＿_ ／ ＼ ･･･だから ／ _ノ ヽ､_ ＼ エウドキアがいないとやる夫はだめなんだお。 ／ oﾟ⌒ ⌒ﾟo ＼ | ヽ （__人__） / | ･･･・・・これでお別れみたいなことを言うんじゃないお。 ＼ ｀ ⌒´ ／ ＿＿,．--_-_- ．__ _∠/ _v__｀¨´ _vv_ヽ.__ ¨' -．_ ,ｨ´r_ ｲﾊ｀_,､__ ﾊﾊ _｀ヽ. ¨ ‐--ｫ ,ィ´ ´ﾊ ,ﾉ￣￣´ ￣￣ヽ､ﾌﾍ' ヽ.__ | ･･･・・・ . /ﾍア´￣|.:.:.:.:.:.!.:.:.|.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.｀ー､ _､＼ | ノi,ｨ´:/.:.:.:.:.| .:.:/!:|ヽ.:',.:.:＼.:.:ヽ..:.:.:.:.:.: ヽ.ﾊ¨ ｀ー'‐- ､ ＿__ . |_/:!.:.:!.:.:.:.:.:ﾊ.:/ﾉ.:| .:',∧:ヽ.:ヽ.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ:｀¨Tヽ._=Y= _二_Yｨ ﾝ . / !:!|.:.:|.:.:.:.:.:|::|'/.:.;ﾊ.:.:ﾊ:|＼:＼:＿:.ヽ.:.:.:. i.:.',:.:',.:.:＼￣¨ ‐．_￣ ｲV|:|:!',.:l.:.:.|.:.:|::,'.:./ !.:.l |:!-‐＜_｀ヽ｀.:',.:.:. |.: |､.:i､＿.:ヽ、.:.:.:.:.:￣¨ . |'ﾍ |:|:!:ヽ',.:.|ヽ|ﾉ-,''¨｜ﾉ l:! ＿ ヽ|､.:.|.:.:/.:.:|::',:|、.:.:￣￣.:.:.:.:.:.:.:.: . / ,!:l:ヽ.:.ヽ.i／:|/ _」' ﾘ ＿, -z' Y.:∧.:.:!ヽ!| ＼_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: . ,'v_ 代:',､:ヽ.:.ヽ.:.:i! _,ﾉ ￣´ ,':,ｲ/ﾊ.:|:::::i|＼.:.:.¨ヽ.＿＿ {,ﾎ | ',ﾍヽ ＼:ヽト=''´ zxx /'´,'ノ:::|/￣¨ ‐-．＿_.:.:.:.ヽ.￣ ヽ ﾉ ヽ', {＼｀ヽ＼_zxx `__ ,． 人＼__::::::::::::::::::::::::::::￣￣￣ ﾄvヽ ＼ヽ.＼:｀ヾ.￣ ／| :::＼＿｀¨:::::‐-．＿＿＿＿_ ヾ｀ | ｀ｭ､`.:､｀マ'ェｧ､‐-‐''´ jヽ＿＿_｀＞､‐-．＿＿＿＿_ ｀¨!｀ー- ､／.::.::`ーY｀ｧ-}｀'‐‐x― '´ ﾄ、,、,、:::::::::＼＿ ヽ、＿__ヽ-=､_,､f'/_ﾌｧ＝ァｿﾄ＝,ゝ､__} /ｲー--､:::::::::::｀¨ ‐-．__ ＿＿,．--_-_- ．__ _∠/ _v__｀¨´ _vv_ヽ.__ ¨' -．_ ,ｨ´r_ ｲﾊ｀_,､__ ﾊﾊ _｀ヽ. ¨ ‐--ｫ ･･･エウドキアは感謝してるです。 ,ィ´ ´ﾊ ,ﾉ￣￣´ ￣￣ヽ､ﾌﾍ' ヽ.__ | やる夫が自分でいうような不細工で甲斐性なしじゃなかったら . /ﾍア´￣|.:.:.:.:.:.!.:.:.|.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.｀ー､ _､＼ | エウドキアが大人になる前に ノi,ｨ´:/.:.:.:.:.| .:.:/!:|ヽ.:',.:.:＼.:.:ヽ..:.:.:.:.:.: ヽ.ﾊ¨ ｀ー'‐- ､ やる夫は他の誰かと一緒になってたです。 . |_/:!.:.:!.:.:.:.:.:ﾊ.:/ﾉ.:| .:',∧:ヽ.:ヽ.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ:｀¨Tヽ._=Y= _二_Yｨ ﾝ . / !:!|.:.:|.:.:.:.:.:|::|'/.:.;ﾊ.:.:ﾊ:|＼:＼:＿:.ヽ.:.:.:. i.:.',:.:',.:.:＼￣¨ ‐．_￣ ｲV|:|:!',.:l.:.:.|.:.:|::,'.:./ !.:.l |:!-‐＜_｀ヽ｀.:',.:.:. |.: |､.:i､＿.:ヽ、.:.:.:.:.:￣¨ . |'ﾍ |:|:!:ヽ',.:.|ヽ|ﾉ-,''¨｜ﾉ l:! ＿ ヽ|､.:.|.:.:/.:.:|::',:|、.:.:￣￣.:.:.:.:.:.:.:.: . / ,!:l:ヽ.:.ヽ.i／:|/ _」' ﾘ ＿, -z' Y.:∧.:.:!ヽ!| ＼_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: . ,'v_ 代:',､:ヽ.:.ヽ.:.:i! _,ﾉ ￣´ ,':,ｲ/ﾊ.:|:::::i|＼.:.:.¨ヽ.＿＿ {,ﾎ | ',ﾍヽ ＼:ヽト=''´ zxx /'´,'ノ:::|/￣¨ ‐-．＿_.:.:.:.ヽ.￣ ヽ ﾉ ヽ', {＼｀ヽ＼_zxx `__ ,． 人＼__::::::::::::::::::::::::::::￣￣￣ ﾄvヽ ＼ヽ.＼:｀ヾ.￣ ／| :::＼＿｀¨:::::‐-．＿＿＿＿_ ヾ｀ | ｀ｭ､`.:､｀マ'ェｧ､‐-‐''´ jヽ＿＿_｀＞､‐-．＿＿＿＿_ ｀¨!｀ー- ､／.::.::`ーY｀ｧ-}｀'‐‐x― '´ ﾄ、,、,、:::::::::＼＿ ヽ、＿__ヽ-=､_,､f'/_ﾌｧ＝ァｿﾄ＝,ゝ､__} /ｲー--､:::::::::::｀¨ ‐-．__ ―――― やる夫がやる夫だったおかげで エウドキアはやる夫と一緒になれたですよ？ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,.. -───── - .、 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::` ー--- - ::::::: ._フ'´ : : : : : : : : : : : : : : : : :.:＼ :::::::::::::::::::::::::::::::＼ 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| / ･･･そして婚約から8年間も離れ離れだったのに /,!'; ; ; |; ; ; ; : :| .;' ./ / ;' /______,, !_| | | | || |／ やる夫はエウドキアをずっと想い続けてくれたです。 / ;!; ; ; |; ; ; ;; :||i.| / .;' l .;'／...::/､.ﾞ｀/ ,r‐''!| || ' /|; ; ; ; |; ; ; ; ;;||./| | ;' / r''´i|!^ii-/ ,;ﾆ.,!/ i| 囚われたエウドキアを助けに来てくれたです。 / | ; ; ; |; ; ; ;;; ;;|| | ;!.// ヽ.ゝﾉ iij.| ;' .| |;; ; ; ;|; ; ; ;;; ;;|| ﾞi|//｀ ﾞﾞﾞﾞ ﾞi | | :| |;; ; ; |: : : : : :|＼ ＼_ ´.| | | .|; ; ; ;|; ; ; ; : ::||ヽ ￣ ー‐. ﾊ || /|;; ;; ; |; ; ; ; ; ; ;|.| ﾞ ､ ／i_l｣:ﾞV,! / |; ; ; |; ; ;; ; ; ;|ノ ﾞiヽ､._ ／ i |iヽi::ﾞ､ | ;; ; ;|; ; ; ;; ; ;|＼ .ﾞi;;;;;;;;;;|｀ ー', , {{〈､ｒ┘::::::::＼､ /| ; ; ;;|; ; ;; ; ;; ;{ ＼ ﾞ;;;;;;|ヽ/ // }}/､ﾌ:::::::::ヽﾞ､ / /| ; ; ;;|; ; ; ; ; ;!ﾌ ＼､ノ;;ﾞ､/,nヽ､ !V|∧:::ヽﾞ､ .､| ; ; ;;|: ; ;; ; ; ;;|ﾄ /＼ヽ ,.ィ｀不ヽ、ﾉﾉﾉ {{/_l｣:::::::::::ヽ.ヽ ,.‐:::| ; ; ;;|: ; ;; ; ; ;;|} // //'{l:l ヾ､ ｎﾆﾄ:::l::＼::::::::ヽ :::::| ; ; ;;|: ; ;; ; ; ;;|:::＼::ヽヽ//l>ｨlｌ:l__,ノ,､ ）},.イ::l::::::::ヽ:::::::| :::::| ; ; ; |: ; ;; ; ; ;;|::::::::,､::::｀ｲｌ:l. {.ｌ:｢´ 〃!V:::l::::::::::::::::| / ／:::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::/::::::!::::::::＼:::::::＼ | ! ,/::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::/::::/::|::::::::::::::＼::::::::ヽ ! //::::::::::::::::::/:::::::::::／:::::::::::::,ｨ:::::/!::∧:::::::::::::::::ヽ:::::::::V fl::::::::::::::://::::::::／:::::::::::::／/::::/// ＼:::::::::::::::!::::::::::::! j !::::::::::::::ﾘ::__∠:ー::ナ' ´ /::／//` ー-ゝ､_::::!::::|::::::::::::l エウドキアにとってやる夫は最高の旦那なんです。 / !::::::::::::::|::::/::_;∠´__-. ノ／ // -＿_ヽ＼:ﾄ:::!::::::::::::j だから・・・もっと自信を持ちやがれです。 | !:::::::::::::l!/ヾ. {.,ィ:::rィ"´ 〃 'イ j;;;r f''ッヽ!:ﾉ:::::::::ｲ:! ﾉ! ヾ､:!::::::::ヽ ゞ_`.ノ ／ ゝゞク ﾚ:::::::;;∧:| ∧! ゞ､:::::::ﾄ､. ￣ ／:::::イ/ ::!::| /:::/! ）:ゝ､:;;＼ ` ／:::／/ /) ::!::| /:::::∧! ※ !!::::: |:~!＼ ヽ三.ヲ フ´!! j /) :::::l:::| . /::::::/:/ゞ !!::::. |:::|::: へ ,.イ|:::::::|| ※ !j:|:::::::l:::| /::::::/::/:::: |! |ヽ:::::|:::l::j::: ノ´`r ､. ＿ ィ=ヽ::|::|::::::|! ﾉﾉ::|:::::::|:::| /:::::::/:::/:::::::::ゞ! |:::::ﾚ::ﾒ／ j､ ノ ＼|::::::|! !l::::|:::::::|:::| :::::::/:::/:::::::::::::_j_. ,Vf`／ __＼ .／_ ゝjl ヾ!:::|:::::::|:::| ::::/::::/::::::::: /三! |／ ／:::::::::::~~:::::::::ヽ ﾉﾉ /`ヽ|::::: |:::| ／￣￣￣ ＼ ／ :::::＼:::／＼ ／ ｡<一>:::::<ー>。 ･･･エウドキア | .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj ＼、 ゜ ｀ ⌒´,;／゜ ／ ⌒ヽﾟ '"'"´(;ﾟ ｡ / ,＿ ＼ ＼／＼ ＼ と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;. ／￣￣￣ ＼ ／ :::::＼:::／＼ ・・・これからなんだお。 ／ ｡<一>:::::<ー>。 これからやる夫はエウドキアをもっともっと | .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj 幸せにするんだお。 ＼、 ゜ ｀ ⌒´,;／゜ ／ ⌒ヽﾟ '"'"´(;ﾟ ｡ / ,＿ ＼ ＼／＼ ＼ と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;. ＿,,r―:;;;;;;;:::====- ､...__ _,r'''"; ; ; ,r''" ／ ﾞ｀`ヽ., - ―‐- ､ . ,;;'´: : : : : :.:/ ／ .／ ヽ. ﾞヽ ヽ . ,／ /: ; ; : : : ;;| ../ / ／ i ﾄ ヽ ヽ | .く; ;;/; ; : ; ; ; : ;:|/ ./ /./ ,: ／ ./,| ji | ﾞ､ l.! ｌ ヽ/; ; ; ; ; ; : : :| .;' / / / / ,/ //:| | ﾞiﾞi | / ･･･エウドキアは十分幸せです。 /,!'; ; ; |; ; ; ; : :| .;' ./ / ;' /______,, !_| | | | || |／ / ;!; ; ; |; ; ; ;; :||i.| / .;' l .;'／...::/､.ﾞ｀/ ,r‐''!| || ' 短い間でしたが、憧れのやる夫おじちゃんと /|; ; ; ; |; ; ; ; ;;||./| | ;' / r''´i|!^ii-/ ,;ﾆ.,!/ i| 一緒になれたのですから。 / | ; ; ; |; ; ; ;;; ;;|| | ;!.// ヽ.ゝﾉ iij.| ;' .| |;; ; ; ;|; ; ; ;;; ;;|| ﾞi|//｀ ﾞﾞﾞﾞ ﾞi | | :| |;; ; ; |: : : : : :|＼ ＼_ ´.| | | .|; ; ; ;|; ; ; ; : ::||ヽ ￣ ー‐. ﾊ || /|;; ;; ; |; ; ; ; ; ; ;|.| ﾞ ､ ／i_l｣:ﾞV,! / |; ; ; |; ; ;; ; ; ;|ノ ﾞiヽ､._ ／ i |iヽi::ﾞ､ | ;; ; ;|; ; ; ;; ; ;|＼ .ﾞi;;;;;;;;;;|｀ ー', , {{〈､ｒ┘::::::::＼､ /| ; ; ;;|; ; ;; ; ;; ;{ ＼ ﾞ;;;;;;|ヽ/ // }}/､ﾌ:::::::::ヽﾞ､ / /| ; ; ;;|; ; ; ; ; ;!ﾌ ＼､ノ;;ﾞ､/,nヽ､ !V|∧:::ヽﾞ､ .､| ; ; ;;|: ; ;; ; ; ;;|ﾄ /＼ヽ ,.ィ｀不ヽ、ﾉﾉﾉ {{/_l｣:::::::::::ヽ.ヽ ,.‐:::| ; ; ;;|: ; ;; ; ; ;;|} // //'{l:l ヾ､ ｎﾆﾄ:::l::＼::::::::ヽ :::::| ; ; ;;|: ; ;; ; ; ;;|:::＼::ヽヽ//l>ｨlｌ:l__,ノ,､ ）},.イ::l::::::::ヽ:::::::| :::::| ; ; ; |: ; ;; ; ; ;;|::::::::,､::::｀ｲｌ:l. {.ｌ:｢´ 〃!V:::l::::::::::::::::| そして、やる夫との子供に 二人も巡り合えたのですから。 ＿ _rvェュ ＿rｖ'⌒X＞'´: : : : : :ﾋ= ､ _＿_rﾚvュ-√: : : : : : : : : : | :ヽ＼ ／＞'´: : : : :/rﾍﾆ＞‐- ､:_:_:_:_ヽ:__＞' . 〈r┘: : : : : : //ひﾍﾉ｀ｰﾍ仁ﾆ=-┘｢丶、 | : : : : : :／ ﾉ ｌ ヽ ヽヽ、､└ﾍj＞! } } r'X : : ;ィ７イ７| ﾄ、ﾄ、ｌ | | ｌ l| l| | ∨ 〈 rク :l ／/:/ )| | ｌ | | | | | l ∟|-|‐┤! ,'ハ くﾐヽ └'ｰ-く／:/_ﾉ | | | |_ｌ | ｌ | | l |｣l_ｌ_ ﾉ,'/! /＼｀ヽ＼ /彡∨ ﾊ |l ヽX´ヽ、}ﾉ }ﾉ ' ￣`///＾ヽ /人リｈ l く＼ /／l l | Ｙヽ ,ｘ≡ , "" { レｲ彡' }ﾆ彳り ｀ヽレ-ﾍヽﾐ｝ﾍ.′ "ﾞ r ^ / くんイ}ﾉ‐＜_ ｰ个=＝彡仏‐ ヽ、 ヽ ノ , ｲ{/rｸ＾７ﾏ⌒)厂 ｀て(=≠7乙厶＞￢冖´ {_V/: : : : ＼ __＿ ／ノへゝ | ＼´-｀）ゝ ＼__￣￣ヾ. ＼＿＿/ ＿,,r―:;;;;;;;:::====- ､...__ _,r'''"; ; ; ,r''" ／ ﾞ｀`ヽ., - ―‐- ､ . ,;;'´: : : : : :.:/ ／ .／ ヽ. ﾞヽ ヽ . ,／ /: ; ; : : : ;;| ../ / ／ i ﾄ ヽ ヽ | .く; ;;/; ; : ; ; ; : ;:|/ ./ /./ ,: ／ ./,| ji | ﾞ､ l.! ｌ ヽ/; ; ; ; ; ; : : :| .;' / / / / ,/ //:| | ﾞiﾞi | / /,!'; ; ; |; ; ; ; : :| .;' ./ / ;' /______,, !_| | | | || |／ / ;!; ; ; |; ; ; ;; :||i.| / .;' l .;'／...::/､.ﾞ｀/ ,r‐''!| || ' できれば、この子達の大きくなった姿を見たかったですが・・・ /|; ; ; ; |; ; ; ; ;;||./| | ;' / r''´i|!^ii-/ ,;ﾆ.,!/ i| / | ; ; ; |; ; ; ;;; ;;|| | ;!.// ヽ.ゝﾉ iij.| ;' .| |;; ; ; ;|; ; ; ;;; ;;|| ﾞi|//｀ ﾞﾞﾞﾞ ﾞi | | :| それは・・・仕方ないですね。 |;; ; ; |: : : : : :|＼ ＼_ ´.| | | .|; ; ; ;|; ; ; ; : ::||ヽ ￣ ー‐. ﾊ || /|;; ;; ; |; ; ; ; ; ; ;|.| ﾞ ､ ／i_l｣:ﾞV,! / |; ; ; |; ; ;; ; ; ;|ノ ﾞiヽ､._ ／ i |iヽi::ﾞ､ | ;; ; ;|; ; ; ;; ; ;|＼ .ﾞi;;;;;;;;;;|｀ ー', , {{〈､ｒ┘::::::::＼､ /| ; ; ;;|; ; ;; ; ;; ;{ ＼ ﾞ;;;;;;|ヽ/ // }}/､ﾌ:::::::::ヽﾞ､ / /| ; ; ;;|; ; ; ; ; ;!ﾌ ＼､ノ;;ﾞ､/,nヽ､ !V|∧:::ヽﾞ､ .､| ; ; ;;|: ; ;; ; ; ;;|ﾄ /＼ヽ ,.ィ｀不ヽ、ﾉﾉﾉ {{/_l｣:::::::::::ヽ.ヽ ,.‐:::| ; ; ;;|: ; ;; ; ; ;;|} // //'{l:l ヾ､ ｎﾆﾄ:::l::＼::::::::ヽ :::::| ; ; ;;|: ; ;; ; ; ;;|:::＼::ヽヽ//l>ｨlｌ:l__,ノ,､ ）},.イ::l::::::::ヽ:::::::| :::::| ; ; ; |: ; ;; ; ; ;;|::::::::,､::::｀ｲｌ:l. {.ｌ:｢´ 〃!V:::l::::::::::::::::| エピファニア。 お前も･･･素敵な人と巡り合って 幸せになるですよ？ _＿_ {l:.:.... :￣:ｌ}^^'ヽ、 ,ｨ= ､_ . {l:.: :.:ｌ}:.:､:.:.:.:.ヽ_〃 ／.:｀^冖=.､、 〃 ..:〃-:-`‐:.:.:{|:.Y__:_:_:_:_:_:.:.:.:〃 ,.ィl :.ｌ} , ｨｱ´丁ﾌヽしヽ丁ｽ:.:.:.:.ｌ} ア ￣｀`┴／ ヽヽｊ｝ :,:フ:.:‐.､ :.〃/ / ヽ> .:/ヽ'' /: / / ヽ ..:.:.ｌ:l.:.: l:.: : / /: i ', ､:.:.:.:.:.:|:l:.:.:..!ｌ.: :.: !l ｌ.|.: : l | :.:＼:.:.:ｌ:l:.:.:.:l !.:__:._:_l_l_l_レ .:| / :/.:.!| :.:.:.:.:Y_ヽヽ､ヽヽﾄ､Ｎ ｌ:ｌ l:.:.:/:/､〃:.:/:.:/ﾘ ニ._-}二二ア ｃ＝=ュ` ∨_/∠7／イ、 ‐-:.:.:_Y二ｱ､ " " " '////ヽｰァ:.:.＼ 三-_ て＼_丶、 ‐-_ヽ!｣｣ﾉ_ l､￣:.＞′ ' ヽヽ/T二´:..｀Y|ヽｭ lヾく コンスタンティノス。 お父さんに負けないくらい、立派な皇帝になるよう がんばるですよ。 __＿ ／ノへゝ | ＼´-｀）ゝ ＼__￣￣ヾ. ＼＿＿/ マルティナ。 エピファニアとコンスタンティノスと ・・・やる夫を頼んだですよ。 .! .::::::::::| ;::::::/.i:!:::::::/ !::/ !:::| !;::::::|!;:::::. i:|:. i | | .::::::::::i .i::::/ !:!:::::/ i::i !:::| .!::::|ヽ;:::. i:|::. | | | :::::::::::| !:::/ |i::::/ |:i !:| i::| !;:::. |.|:::. | .| .| :::::::::⊥__!_ |;::/ |:! !:| !:| !:__|:|_:. .| i | .:::::::::::|i::/ ~1/ヽ..,__!__, ,_!__,,..=-i'''"ヽ:i.|:::: .| i | .| :::::::::::|i/_,,.=ﾅ==o＜、 _,,二=;;,__ !ｲ::::: |.| .| .| :::::::::::／ /::::::::::::::::} " /:::ﾟ:::::::::ヾヽ,i:::: || | | ::::::::::::| ヽ --、ン ヽr=ｰ-ン |`: |.| .! i .::::::::::}、 ￣ ￣ |::::: i.| i,.i ::::::::::|.i ' !:::: i .| .i i.! ::::::i:::ﾄ! /:::: i | / :i! :::::|:::|::ヽ、 ／!::: / | / ./::!i :::::|:::|::/:::ヽ、 －-ｰ ／i:!:!:::: /::: | ／ .::/:::::::!i:::::|:::|-ー-r-＞i ,,＿ ＿,, イヽ-i=-i:::: ./;::::ヽ i -=ヽ、 ／ .:／:::::／^!,::::|:::|ヽ, /:/ i ￣ ! !:::i !::: /_,,`＞、ヽ ヽ i / .:／/:／ !;::|:::| .i:::i, .|:::i/::::/ 丶＼,__,,ノ ﾉ ./.:/ i/ ヽ!::|i, |:::|`''=ｰ:;,,_ _,,:ｰ="!::/:// ヽヽ、'" i / .／ ヾ:!:ヾ::| `-ー-''" ﾚ/;/ ヽヽ、 V／'" ヾ::ヾ`ﾆ=:,、 _,..ｰ="/:!/ ヽヽ ='" /ヾ::::ヽ `丶,,_ _,,,ｰ='''"ノ .i/i丶 `= テオドロス。 やる夫が腑抜けてたら 支えてやってくださいです。 ／￣＼ | | ＼＿／ | ／￣￣￣＼ ／ :::＼:::／:::: ＼ ／ <一>::::::<一> ＼ | U（__人__)U | ＼ ｀ ⌒´ ／ ／ ＼ ＿＿,．--_-_- ．__ _∠/ _v__｀¨´ _vv_ヽ.__ ¨' -．_ ,ｨ´r_ ｲﾊ｀_,､__ ﾊﾊ _｀ヽ. ¨ ‐--ｫ ,ィ´ ´ﾊ ,ﾉ￣￣´ ￣￣ヽ､ﾌﾍ' ヽ.__ | ・・・・・・やる夫。 . /ﾍア´￣|.:.:.:.:.:.!.:.:.|.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.｀ー､ _､＼ | ノi,ｨ´:/.:.:.:.:.| .:.:/!:|ヽ.:',.:.:＼.:.:ヽ..:.:.:.:.:.: ヽ.ﾊ¨ ｀ー'‐- ､ ＿__ . |_/:!.:.:!.:.:.:.:.:ﾊ.:/ﾉ.:| .:',∧:ヽ.:ヽ.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ:｀¨Tヽ._=Y= _二_Yｨ ﾝ . / !:!|.:.:|.:.:.:.:.:|::|'/.:.;ﾊ.:.:ﾊ:|＼:＼:＿:.ヽ.:.:.:. i.:.',:.:',.:.:＼￣¨ ‐．_￣ ｲV|:|:!',.:l.:.:.|.:.:|::,'.:./ !.:.l |:!-‐＜_｀ヽ｀.:',.:.:. |.: |､.:i､＿.:ヽ、.:.:.:.:.:￣¨ ･･･やる夫は、この先きっと大丈夫です。 . |'ﾍ |:|:!:ヽ',.:.|ヽ|ﾉ-,''¨｜ﾉ l:! ＿ ヽ|､.:.|.:.:/.:.:|::',:|、.:.:￣￣.:.:.:.:.:.:.:.: . / ,!:l:ヽ.:.ヽ.i／:|/ _」' ﾘ ＿, -z' Y.:∧.:.:!ヽ!| ＼_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: . ,'v_ 代:',､:ヽ.:.ヽ.:.:i! _,ﾉ ￣´ ,':,ｲ/ﾊ.:|:::::i|＼.:.:.¨ヽ.＿＿ {,ﾎ | ',ﾍヽ ＼:ヽト=''´ zxx /'´,'ノ:::|/￣¨ ‐-．＿_.:.:.:.ヽ.￣ ヽ ﾉ ヽ', {＼｀ヽ＼_zxx `__ ,． 人＼__::::::::::::::::::::::::::::￣￣￣ ﾄvヽ ＼ヽ.＼:｀ヾ.￣ ／| :::＼＿｀¨:::::‐-．＿＿＿＿_ ヾ｀ | ｀ｭ､`.:､｀マ'ェｧ､‐-‐''´ jヽ＿＿_｀＞､‐-．＿＿＿＿_ ｀¨!｀ー- ､／.::.::`ーY｀ｧ-}｀'‐‐x― '´ ﾄ、,、,、:::::::::＼＿ ヽ、＿__ヽ-=､_,､f'/_ﾌｧ＝ァｿﾄ＝,ゝ､__} /ｲー--､:::::::::::｀¨ ‐-．__ ＿＿,．--_-_- ．__ _∠/ _v__｀¨´ _vv_ヽ.__ ¨' -．_ ,ｨ´r_ ｲﾊ｀_,､__ ﾊﾊ _｀ヽ. ¨ ‐--ｫ ,ィ´ ´ﾊ ,ﾉ￣￣´ ￣￣ヽ､ﾌﾍ' ヽ.__ | . /ﾍア´￣|.:.:.:.:.:.!.:.:.|.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.｀ー､ _､＼ | ノi,ｨ´:/.:.:.:.:.| .:.:/!:|ヽ.:',.:.:＼.:.:ヽ..:.:.:.:.:.: ヽ.ﾊ¨ ｀ー'‐- ､ ＿__ . |_/:!.:.:!.:.:.:.:.:ﾊ.:/ﾉ.:| .:',∧:ヽ.:ヽ.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ:｀¨Tヽ._=Y= _二_Yｨ ﾝ . / !:!|.:.:|.:.:.:.:.:|::|'/.:.;ﾊ.:.:ﾊ:|＼:＼:＿:.ヽ.:.:.:. i.:.',:.:',.:.:＼￣¨ ‐．_￣ ｲV|:|:!',.:l.:.:.|.:.:|::,'.:./ !.:.l |:!-‐＜_｀ヽ｀.:',.:.:. |.: |､.:i､＿.:ヽ、.:.:.:.:.:￣¨ 苦しいことも･･･悲しいことも･･･きっと･･･ . |'ﾍ |:|:!:ヽ',.:.|ヽ|ﾉ-,''¨｜ﾉ l:! ＿ ヽ|､.:.|.:.:/.:.:|::',:|、.:.:￣￣.:.:.:.:.:.:.:.: . / ,!:l:ヽ.:.ヽ.i／:|/ _」' ﾘ ＿, -z' Y.:∧.:.:!ヽ!| ＼_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ・・・必ず乗り越えられるはずです。 . ,'v_ 代:',､:ヽ.:.ヽ.:.:i! _,ﾉ ￣´ ,':,ｲ/ﾊ.:|:::::i|＼.:.:.¨ヽ.＿＿ {,ﾎ | ',ﾍヽ ＼:ヽト=''´ zxx /'´,'ノ:::|/￣¨ ‐-．＿_.:.:.:.ヽ.￣ ヽ ﾉ ヽ', {＼｀ヽ＼_zxx `__ ,． 人＼__::::::::::::::::::::::::::::￣￣￣ ﾄvヽ ＼ヽ.＼:｀ヾ.￣ ／| :::＼＿｀¨:::::‐-．＿＿＿＿_ ヾ｀ | ｀ｭ､`.:､｀マ'ェｧ､‐-‐''´ jヽ＿＿_｀＞､‐-．＿＿＿＿_ ｀¨!｀ー- ､／.::.::`ーY｀ｧ-}｀'‐‐x― '´ ﾄ、,、,、:::::::::＼＿ ヽ、＿__ヽ-=､_,､f'/_ﾌｧ＝ァｿﾄ＝,ゝ､__} /ｲー--､:::::::::::｀¨ ‐-．__ ＿＿,．--_-_- ．__ _∠/ _v__｀¨´ _vv_ヽ.__ ¨' -．_ ,ｨ´r_ ｲﾊ｀_,､__ ﾊﾊ _｀ヽ. ¨ ‐--ｫ ,ィ´ ´ﾊ ,ﾉ￣￣´ ￣￣ヽ､ﾌﾍ' ヽ.__ | . /ﾍア´￣|.:.:.:.:.:.!.:.:.|.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.｀ー､ _､＼ | ノi,ｨ´:/.:.:.:.:.| .:.:/!:|ヽ.:',.:.:＼.:.:ヽ..:.:.:.:.:.: ヽ.ﾊ¨ ｀ー'‐- ､ ＿__ . |_/:!.:.:!.:.:.:.:.:ﾊ.:/ﾉ.:| .:',∧:ヽ.:ヽ.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ:｀¨Tヽ._=Y= _二_Yｨ ﾝ . / !:!|.:.:|.:.:.:.:.:|::|'/.:.;ﾊ.:.:ﾊ:|＼:＼:＿:.ヽ.:.:.:. i.:.',:.:',.:.:＼￣¨ ‐．_￣ ｲV|:|:!',.:l.:.:.|.:.:|::,'.:./ !.:.l |:!-‐＜_｀ヽ｀.:',.:.:. |.: |､.:i､＿.:ヽ、.:.:.:.:.:￣¨ だから･･･頑張･･･る…です…よ・・・・・ . |'ﾍ |:|:!:ヽ',.:.|ヽ|ﾉ-,''¨｜ﾉ l:! ＿ ヽ|､.:.|.:.:/.:.:|::',:|、.:.:￣￣.:.:.:.:.:.:.:.: . / ,!:l:ヽ.:.ヽ.i／:|/ _」' ﾘ ＿, -z' Y.:∧.:.:!ヽ!| ＼_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: . ,'v_ 代:',､:ヽ.:.ヽ.:.:i! _,ﾉ ￣´ ,':,ｲ/ﾊ.:|:::::i|＼.:.:.¨ヽ.＿＿ {,ﾎ | ',ﾍヽ ＼:ヽト=''´ zxx /'´,'ノ:::|/￣¨ ‐-．＿_.:.:.:.ヽ.￣ ヽ ﾉ ヽ', {＼｀ヽ＼_zxx `__ ,． 人＼__::::::::::::::::::::::::::::￣￣￣ ﾄvヽ ＼ヽ.＼:｀ヾ.￣ ／| :::＼＿｀¨:::::‐-．＿＿＿＿_ ヾ｀ | ｀ｭ､`.:､｀マ'ェｧ､‐-‐''´ jヽ＿＿_｀＞､‐-．＿＿＿＿_ ｀¨!｀ー- ､／.::.::`ーY｀ｧ-}｀'‐‐x― '´ ﾄ、,、,、:::::::::＼＿ ヽ、＿__ヽ-=､_,､f'/_ﾌｧ＝ァｿﾄ＝,ゝ､__} /ｲー--､:::::::::::｀¨ ‐-．__ ／ /| | l l ＼ / i l / | ｨ | ｌ ﾄ ヽ / i l / | / | ﾘ | | l l ' / ｊ l / | / l / | | l | ' l | |ｌ / / / // || ｌ ｌ ｌ l | | ||/- .._/ ／ 〃 || l ﾄ l | | | ||| /_,.=＝=一' L ＿__ＬLｌ | | | | | ／ /::::::::丶 /::::㍉|ハ l | ･･･おばちゃま！ | 」 | / {:::::::::::::| l::::::::l i ﾊ/ | | / | | ｖ--,ノ lｒ-‐ｿ i ﾊ | | { | | ￣ , ｀ ´ l | | ヽ | | ｌ | | | | ／⌒ ＿__ | | レ l | / ヽ / l / l ト { ﾉ ／ l ／ l l ｀ ／ ィ/| l ヽ.＿__／ ／ ／ ∨ l ｀ ｧ---‐‐ ´ / |∥ ,' ､＿ ／ ／ ／ ∨ ﾄ､ / ﾉ ＼/ / |∥ ,' . ／ ／ , ヘ ヽ | ｀ ﾊ ／ ヽ／ |∥ / ／ ＼ ヽ| / | ＼ |＼ |〃/ ／ ＼ / o| ＼ / ＼ |／ ／￣＼ | | ＼＿／ | ／￣￣￣＼ ／ :::＼:::／:::: ＼ 義姉上！ ／ <○>::::::<○> ＼ | U（__人__)U | ＼ ｀ ⌒´ ／ ／ ＼ ＿＿＿_ ／ ノ ヽ､_＼ ／｡（○）}liil{（○）｡＼ エウドキア！！ ／ o （__人__） o ＼ | ヽ |!!il|!|!l| / | ＼ |ｪｪｪｪ| ／ __,. -――- ､、_ ,ｨ'-'"´⌒^^⌒`丶丶、 〃_r冖'⌒^^⌒'ー､_｀ヾ'､ ／{ノ ） ヽ、ぃ ノ /// / / ／ /} i`､} ､ ＼{ l i i,l+‐-／,ｨ/‐ﾘ-､ l | |l > | l |__l ィ=ミ´ノ ｨ＝ﾐ ﾉ/ , l ｲ 从ト ﾄi､:::: , :::: ﾒ/ノ,ｲ lﾄ、 / ｸ､下ゝ､ ｰ一 彳彡ｲl l lﾄﾐ 、 / ノ/〈｀ヽ｀`ﾆ=y=＜ノ｀l '､ l l l ＼ヽ、 __／ノ / ,八､ ,'´ / ヽ 入ヽヽ､l l ＼＼ , '´イン /r'´､,:'^"'-､_ {、 _l,.,.,._ ｀ﾄ､ヽ、 ＼＼ ／ ／ノ ／ ゝ､ /^'t､,_ ｀'}ー'" } } ヽ 'ｰ､ ＼＼ ,イ ／ ノイ/ l У ｀'ｰ人-‐ ''"~´'､_ノi、丶、 ｀ヽ、.ヽ ヽ / /,r' ﾉ / ,ト/ /三、 ヽーt、 ヽ ヽ ヽ ヽ / / / ﾉイ / ノ / | | 、 ヽ l ヽ ヽ ヽ ヽ l l { }／ l / | | | ヽ ヽ .l { 〉 ヽ l ―――― エウドキアは・・・ いつも、傍にいるですから。 612年、8月14日、皇后エウドキアはヘラクレイオスに看取られながら急逝した。 享年27歳。ヘラクレイオスとの結婚生活はわずか２年足らず。 早すぎる死であった。 エウドキアの死はヘラクレイオスのみならず市民たちに深い悲しみを与えた。 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ ／ ＼ ／ ＼ ／ ――― ――― ＼ ／ ＿ ＿ ＼ ／ /´ ,..::::::::::.ヽ ヽ /´ ,..:::::::::::.ヽ ヽ ＼ ／ ,' ,;::::::::::::::::::', ', ,' ,;:::::::::::::::::::', ', ＼ ／ { {:::::::::::::::::::::} } { {::::::::::::::::::::::} ｝ ＼ ／ '、 ヽ::::::::::::::／ / '、 ヽ::::::::::::::／ / ＼ | (;;;;;;;;;;）)￣ ／ | ＼ ￣ | | ／' / ∧ ', | | ｛{ ｛ / ヽ ｝ | | ヽ ヽ＿＿_／ ＿_ ＼＿＿_ﾉ ｜ ＼ 人 ヽ ´ ｀ ' ／ ＼ （ し.） ／ ＼ ｀¨ ／ / ＼ ／ ＼ エウドキアと皇帝一家がどれだけ市民たちから尊敬されていたかを示すエピソードがある。 葬儀の最中、彼女の棺が都の大通りを進んでいた際、ある家の下女が不用意に二階からつばを吐き それが棺を覆う布にかかってしまった。 | ＿＿＿＿.＿＿＿＿ | | | | | | | |ﾍﾟｯ ∧∧ | | | 。(ﾟ- ﾟ* ) | | ┏┳┳し'￣し'┳┳┳┳┓. | ┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻. | | それに憤慨した群集はただちに下女を捕らえ、広場で焼き殺してしまった。 |∧∧| （( ) ） （( ) ） （(⌒ ） ＿＿(；ﾟ－ﾟ)＿__ （( ) ） （( ⌒ ） （( ) ） | ⊂l l⊃| ノ火.,､ ノ人., ､ ノ人.,､ ￣￣|.|. .||￣￣ γﾉ）::） γﾉ）::） γﾉ）::） |.|=.=.|| ゝ人ﾉ ゝ火ﾉ ゝ人ﾉ |∪∪| ||∧,,∧ ||∧,,∧ || ﾎﾞｫｵ | | ∧ (´・ω・) (・ω・｀) ∧∧ | | ( ´・ω) Ｕ) ( つと ﾉ(ω・｀ ) ~~~~~~~~ ｜ Ｕ ( ´・) (・｀ ). .と ﾉ ｕ-ｕ （ ) ( ﾉ u-ｕ `ｕ-ｕ'. `ｕ-u' 悲しみに包まれた帝国に更なる不幸が降りかかった。 エウドキアの死からほどなく、皇帝自ら軍を率いた遠征はペルシャ軍に大敗を喫してしまい ヘラクレイオスは這々の体で帝都に帰還した。 ／￣＼ | | ＼＿／ | ／￣￣￣ ＼ ／ ::::＼:::／:::: ＼ 著しく指揮に精彩を欠いてるな。 ／ <一>::::::<一> ＼ ・・・無理もないか。 | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ ／￣￣￣￣￣￣￣ ＼ 勢いづいたペルシャ軍は帝国に攻勢をかけ、 シリアの諸都市を占領、また小アジアにも侵入し カッパドキアの都市、カエサレアを占領する。 ● ペルシャ占領地 .、 ＿_＿ ／ | ／ ｀ - 、／ ＼＼_ | ｀ヽ、 / /｀ I__ ＿/´ | ∧ ＿-' (~´ ｀つ ｀ヽ、＿_ ＼ ド ナ ウ 川 | ~~j′ ｀L __/~´ ￣~ヽ、 ｀~~ヽ、(旧ローマ帝国国境）＿/´ | ｀－´ ＼ ､ ＼_＿ ＿_ノ´￣ ／ ｀ヽ、 ,＼_ ￣￣￣ | 黒 海 ｀ヽ ＼ / ＼ ｀‐、 アヴァール人 | | | ｺﾝｽﾀﾝﾃｨﾉｰﾌﾟﾙ ｶﾙｹﾄﾞﾝ ＿＿＿＿---． ／ | _◎//○-､_ _／´￣´ ~ーっ ＿ ／ / ﾃｯｻﾛﾆｹ __---,＿＿,---´ . . ｀フ ￣￣ ~￣｀～-v-‐´￣ _ﾉ スラブ人 ＿◎ 」~ ー――-ー´ | j .｀┘ !´ ｀､ j′ |_ | | . ￣_ゝ ｀ヽ ＿| エーゲ海 く カエサレア _/ _｣ ___ ／ ● |_＿＿ ＼＼＼__ ヽ、 ～‐ー､＼ｱﾃﾈ ｀‐､ !､ / |_ ｀~ ○、 ＼＼ |_ |＿ |￣ ￣ ＼ /￣｀ヽ、 / _ _l ｀‐ 、 ＿| ｀ヽ＿ ＿-‐～´~｀ー-_＿／｀一ケ ｀ゝ.」ゝ_} ￣ ￣ ´ / ｱﾝﾃｨｵｷｱ ）● r～ー--ナ ／ ｌ~ー──-～つ く´ __く￣ / ｀￣￣￣´￣´ ｀ー´ / ﾀﾞﾏｽｶｽ ／ ● ｡ ::::: * * ::::;;:::: ｡ o ｡ o ﾟ ﾟ ::::: ｡ ｡ ｡ ﾟ . ﾟ :: . ﾟ :: + * * ::;;:: ﾟ * ::;;:: ﾟ ; ; ::: ｡ ﾟ ::;;;:: ﾟ ::;;;:: ` : ` :: :::; * ::;;;: o + :: ::::: :: , ; ; ::::; ::::: ｡ . ﾟ :: . ｡ o ﾟ . ﾟ :: * ::;;:: ﾟ ｡ . * ::;;:: ﾟ ｡ ﾟ ::;;;:: . ﾟ :: . ｡ ﾟ ::;;;:: * ::;;;: * ::;;:: ﾟ ; * ::;;;: ; ; ::::; ﾟ ::;;;:: ` :. ; ; ::::; o ﾟ o + :: , ; o ﾟ . ｡ ―― コンスタンティノープル 大宮殿 ;:;;: , .,., .,. ;:;:。 ,.:;,;,:, *:,; ;.,;,::;;。,... .. ;: ;:;;: *. , .,., .,. ;:;: :. :. .: : -‐- :. .:.::. .:.: :. .:.: ,.:;,;,:,★:,; ;.,;,:: .,... + ;:;;: , .,., *., . : ,r'´. ｀ヽ: .. : :. .:.::. .:. . . ;:;: ,.: ;,; , .,., .,. ;: ; ,;,:,:,; ;.,;,::;;,... .. ;: ＋ .: ..: :' ..:. ﾞ; ::: :. :. .:.:. .::;:;;: , .,., .,. ;: ; ,;,:,:,; ;.,;,::;;,... .. ;: *. : :. ::.. .: :. .:.::. :. . :. ;:;;: , .,., .,. ;:;:。 ,.:;,;,:, * ;:;;: , .,., .,. ;:;: ,.:;,;,:,..: ..: :ヽ ::::... ..... ,.': :... :. :. . :.::,; +;.,;,:: .,... .. ;: ;:;;: , .,., *.,::.. :..:. :` ｰ- ‐ ''"... . .::: . ;:;: ,.:;,;,:,:,; ;.,;* ,::;;,... .. ;: :: . ::. ::::. ::.. ::.. ;:;;: , .,., .,. ;:;: .,., .,. ;:;: ;:;;: , .,., .,. ;:;: ,.:;,;＋ ,:,:,; ┃: :;;: , .,., .,. ;:;: ;:;;: , .,., .,. ;:;: , ┃ f'ﾄ、 † _!｣^f_ <;;> _,.i.|.Ⅱ.i.,_ ,.４、. ,-;'::7::,':.｡.:',.:.',ヽ, ／. ＼. r'.,'・,'.:ﾟ:i: : :.:!:ﾟ:..',.:ヽ, | | /.,'｡/:・:.:!:.:・:.i:.:・:.',:.｡',:、 r:9t | .| ,' ,' :.i : : :.|.:.:.:.:| : : :i: : :',ヽ r:9t a_., '"ヘﾞ'､ rf、 i. .| | ｨﾖﾄ=gf＝ｲﾀ=rﾃ:=:fﾄ＝:iﾄ,=I=', iﾋ,. i. r~ｰv, '"ヘﾞ'､,.rt ｲﾄ'i／(o)ヽ }ｲiγ台ヽ|. |! 〉!ﾄ__fii___5i___Ｈ~__白 _.Ｆi__i__.i.._Fiγ台ヽf-'~》／(o)ヽ }｢', , └!=============== | |===========t===============================i:┘ , -'"く, || l. :l.冂.l. .|. i I二I | .!. ! ll | ,..尸''",´('')｀,ﾞ''弋!､.|..l.iI二I:l.| | i:I二I:i.| |...l.冂.l: | || iｗi ／i／冫.l r='===============! !=='-=''"´========｀ﾞ''=-'=======================〔ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{冫!l.i l |;二;.ﾆﾆﾆﾆ;二;二二 | .|.ニ;二;ﾆﾆニニニニﾆﾆ;二;ﾆﾆニ;二;ﾆ二二;二;ﾆﾆﾆﾆ;ニ|| rｭ rｭ i ri.!l.i ; 1._. .|| | r=:t....「~「 ￣. i i.「~「"「 ..「 .「 ￣ .「 .「 「 .「 「r=t「 .「 ￣￣.「~「. r:=:ｔ...| ||::::‐‐‐‐‐=ri yﾖﾒf Ht,. || | |士| | | i´｀i !r､ ,r、ｒ!i . | |´｀| |..i´｀! | |´｀| | |.| . || | i´｀i | | |士| | ||;;:: ,f,ヵｱk什;'- ' 卅k､.|| |__＝=..,,| |__'==' ﾄ〃>ゞ.ｨ| . | |==| |..'=='..| |==| | | Θ.| |.._'=='_..| |,,..=＝__| ||::!,.fｨ=';^"´ ,,..- ' -,,."' || |,γ''ヽ...| | , --t:=====t; . | |iュ| |:二ﾆ | |iュ! |..ΘΘΘ| , --､ .| |..γ''ヽ..| ||::!.,,.,:-;.''「´.| | ; |.. i｀ﾞ'|| | |..:::::::|..| | |'⌒'| || . | | . .| |.ｒ＝i..| | | | .い山り.| |'⌒'.|..| |. l...::::::l | ||::!!l | .| |. | | ; |.. |..: || | |. fb::|..| | |i十:| || . | |rｰ| |.|==.|!| |rｰ| | |.|||:|.| | |!十!|..| |. |fb::::| | ||::!!l |. | | .| | ; |.. |..: ||._.|_|_i!〈fi...| | i.____| || . | ||....| |.|. |!| ||....| | |.|||:|.| | |.___..|..| |. i!〈f:::| |._.||::!!l | .| |. | | : |.. |..:..!___i_l 「~.|:二二二二| |二二二二二二二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ |||:|ﾆ二二二二二「~.|二i.___i::!!| |. | | .| | : ＿＿＿_ ／ ＼ ／ ─ ─ ＼ 眠れないお･･･眠たくないお･･･ ／ （●） （●） ＼ | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ ＜ ・・・カツ・・・カツ ＿＿＿_ ／ ＼ ？ ／ ─ ─ ＼ ／ （●） （●） ＼ | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ ＜・・・カツ・・・カツ ＿＿＿_ ／ ＼ ／ ─ ─ ＼ ・・・誰だお？ ／ （●） （●） ＼ | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ ＜ カツーン カツーン .ゞミ ノ"''ｰ-､,_i____,/''-,i_,ii__,i_____＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ii__,i || |i | ﾞi,ミﾉ"'ｰ-,=ﾆ/-'---'---'---'---'---'---'--ﾆ- : |l: :| |i | |i |. ヽ;;iﾞ`::､:.:.:.:...:.:...:.: .:.:.:..:.:.:.:.. ..ｲ::...: :.i ::|l ::|. |i | | i| | | ..:.`:.、:.:..;...:.; ,.＿___.__.....:イ: l..:.:..:.:| | |l ::| |i | | i| . . . . .:| | ...:::i.:.ｌ.:.:.:.:.;.;.;.;:::::::::.:.:.:.:..:.:.l.:.:|.:.:. :.:| | |l ::| |i | | i| . . . . .:| | ...:::i.:.ｌ.:.:.:.:.;.;.;.;;:::::::::.:.::.:..:.:.l.:.:|.:.:. :.:| | |l ::| |i | | i| . . . . .:| | ...:::i.:.ｌ.:.:.:.:.:::::::::.:.:.:;.;.;;:.:..:.:.l.:.:|.:.:. :.:| | |l: :| |i | | i| . . . . .:| | ...:::i.:.ｌ.:..:.:..:.:. : :._;.; ;:.::.l.:.:|.:.:. :.:| | |l ::| |i | | i| . :| | ..i:.:l:..:..: ::.:.:..:.:.. .￣ ` 、:.|.:．::::| | |l ::| |i | |; | | | rﾟ..::|::.!.:.:.:. :: :.::. `･i.:.... .| | |l ::| |i | |; | | | .l:.:'..::. :: 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/.::､:;::::::::::::::::::::::::;:;::.ヽ ,!:::;/ﾞｌ:/ﾞl:i''`'ﾞヽ;:f'ﾍ;;:::::〉 〈::ﾐl. |L,_|:l ;:;:;:;:_}!__.lﾐ::{ 「お前が帝国を統治してこのザマか？」 }_;{. l|__.|!ヽ;:;:;:'ﾞ,|!_ l;:::} ヘラクレイオス { ﾞi| ' ◎`;:;:;:' ◎ ` |!'ﾞ! ヽ,| ￣;:;:､l, ;:;:￣ i,,ﾉ l､.ﾞ┌==.=-┐｀,! ヽ ﾚ.⌒⌒ﾉ / ヽ.ﾞｰ=='ﾞ / ｰ‐ ＿＿＿_ ／::::::::::::::::＼ ／::::::─三三─＼ フォカス！ ／:::::::: （ ○）三（○）＼ |::::::::::::::::::::（__人__）:::: | ＼::::::::: |r┬-| ,／ . ノ:::::::::::: `ー'´ ＼ /.::､:;::::::::::::::::::::::::;:;::.ヽ ,!:::;/ﾞｌ:/ﾞl:i''`'ﾞヽ;:f'ﾍ;;:::::〉 〈::ﾐl. |L,_|:l ;:;:;:;:_}!__.lﾐ::{ 結局お前も俺様と一緒というわけだ。 }_;{. l|__.|!ヽ;:;:;:'ﾞ,|!_ l;:::} 皇帝を殺し、力ずくで帝位に就いても { ﾞi| ' ◎`;:;:;:' ◎ ` |!'ﾞ! 結局何も変わりはしない。 ヽ,| ￣;:;:､l, ;:;:￣ i,,ﾉ l､.ﾞ┌==.=-┐｀,! ヽ ﾚ.⌒⌒ﾉ / ヽ.ﾞｰ=='ﾞ / ｰ‐ ＿＿＿_ ／ ＼ ／ _ノ ヽ､_ ＼ ／ oﾟ⌒ ⌒ﾟo ＼ ・・・違う・・・違うお！ | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ /.::､:;::::::::::::::::::::::::;:;::.ヽ ,!:::;/ﾞｌ:/ﾞl:i''`'ﾞヽ;:f'ﾍ;;:::::〉 〈::ﾐl. |L,_|:l ;:;:;:;:_}!__.lﾐ::{ お前と俺様と何が違う？ヘラクレイオス。 }_;{. l|__.|!ヽ;:;:;:'ﾞ,|!_ l;:::} { ﾞi| ' ◎`;:;:;:' ◎ ` |!'ﾞ! なるほど、今でこそ民衆はお前を慕っているようだが ヽ,| ￣;:;:､l, ;:;:￣ i,,ﾉ それも長くは続くまい l､.ﾞ┌==.=-┐｀,! ヽ ﾚ.⌒⌒ﾉ / ヽ.ﾞｰ=='ﾞ / ｰ‐ /.::､:;::::::::::::::::::::::::;:;::.ヽ ,!:::;/ﾞｌ:/ﾞl:i''`'ﾞヽ;:f'ﾍ;;:::::〉 〈::ﾐl. |L,_|:l ;:;:;:;:_}!__.lﾐ::{ 民衆はそのうちお前に絶望し }_;{. l|__.|!ヽ;:;:;:'ﾞ,|!_ l;:::} そして新たな「英雄」が現れるのを待つ。 { ﾞi| ' ◎`;:;:;:' ◎ ` |!'ﾞ! お前も俺様と同じ末路を辿る運命のようだな？ ヽ,| ￣;:;:､l, ;:;:￣ i,,ﾉ l､.ﾞ┌==.=-┐｀,! ヽ ﾚ.⌒⌒ﾉ / ヽ.ﾞｰ=='ﾞ / ｰ‐ ／￣￣￣ ＼ ／ :::::＼:::／＼ 違う・・・・違う・・・・・・ ／ ｡<一>:::::<ー>。 | .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj 違うお！ ＼、 ゜ ｀ ⌒´,;／゜ ／ ⌒ヽﾟ '"'"´(;ﾟ ｡ / ,＿ ＼ ＼／＼ ＼ と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;. /.::､:;::::::::::::::::::::::::;:;::.ヽ ,!:::;/ﾞｌ:/ﾞl:i''`'ﾞヽ;:f'ﾍ;;:::::〉 〈::ﾐl. |L,_|:l ;:;:;:;:_}!__.lﾐ::{ お前も結局は「暴君」になるのさ。 }_;{. l|__.|!ヽ;:;:;:'ﾞ,|!_ l;:::} { ﾞi| ' ◎`;:;:;:' ◎ ` |!'ﾞ! 誰も信じられなり、狂気にとらわれ ヽ,| ￣;:;:､l, ;:;:￣ i,,ﾉ やがて誰かに殺される。 l､.ﾞ┌==.=-┐｀,! ヽ ﾚ.⌒⌒ﾉ / ヽ.ﾞｰ=='ﾞ / ｰ‐ /.::､:;::::::::::::::::::::::::;:;::.ヽ ,!:::;/ﾞｌ:/ﾞl:i''`'ﾞヽ;:f'ﾍ;;:::::〉 〈::ﾐl. |L,_|:l ;:;:;:;:_}!__.lﾐ::{ 滑稽だな、ヘラクレイオス。 }_;{. l|__.|!ヽ;:;:;:'ﾞ,|!_ l;:::} お前が絶望に苛まれながら無残に死んでいくのを { ﾞi| ' ◎`;:;:;:' ◎ ` |!'ﾞ! 笑いながら見ていてやるぜ。 ヽ,| ￣;:;:､l, ;:;:￣ i,,ﾉ l､.ﾞ┌==.=-┐｀,! ヽ ﾚ.⌒⌒ﾉ / ヽ.ﾞｰ=='ﾞ / ｰ‐ フヘハハハ、ハーッハッハッハーー！ ＜・・・おじちゃま・・・おじちゃま ＿＿＿_ ／ u ＼ ／ ＼ ／ ＼ ／ し （＞） （＜） ＼ | u （__人__） U | ＼ ｀ ⌒´ u ／ ／ ﾄ､ , ＼ ／ }l | ヽ', ﾍ . / / | ! ','.ヽ } ', / / |ﾘ ﾘ ヽ | ', ,′ / | /_,ノ/ ヽ、 Ｖ | } ' . ′ j厶/7/｢ ,′ ｀ ｰ从 | { | |//ｲﾚ_,,..ﾆ ,,_ / ! | . { | | ／'::::(_ヽ 'ﾌﾞヽ ﾘ ! おじちゃま！ . ', ,| l/ {:::::::::::ﾘ {:::::::}Ｖﾉ l ', /^! ! ヽ::::::ノ ､:::ﾉ ′ ! ', ｛ | | ::::::::: . :::::: { ! ', .ヽ| | } i ', | | ; ! ', ! | |、 ｎ__ ｲ │ '. |l ', ﾘ ｀l'‐ ._ /／ヽイ ! | '|ｌ ∧ ,＿| ｀¨ T/ ／~) | j │ ＿＿＿_ ／ ＼ ・・・・・・ ／ ─ ─ ＼ ／ U （●） （●） ＼ マルティナかお？ | u （__人__） U | ＼ ｀ ⌒´ u ／ ／ |ヽ l ヽ /-‐ ン ﾊ | ヾ!､ | ヽ / ／ / リ l ヽ l ﾞ, ! / ﾉl _ムィ ゝ､ヽ.| l | |7´ﾚ ﾉ ｀|ｰ ! | | | , rzテ､ -c､ |/! | ずいぶんうなされておられましたが | | |/ {:.:;;.:ｊ {r:.:ﾄ, | | ', f| | `ー´ ヾ' | | ・・・だいじょうぶですか？ ', ､| | ｀ | | ', | | ! | ', l | ト､ _､ ,.ｲ | '､l l |:.:|｀ ‐- / ム＜:.:. | | ヽ |ソ { _ﾆ}:.:l:| | / /|ヽl |￣｀ヽ | ﾍ}:.l l | /｀ヽ､ /_ ＼ ､-‐'´/ ｀`丶､ ヽ_r┐ ﾉ^ｰ＜〉 Ｌ＿＿＿_｀ヽ))ｰ'-､ ヽ＼ ∠_＿／ ／／ ,｀`ﾊヽ ＼ ハ ヽハ// // ／/／///ハ ヽ ＼ く ＼､ } |{ l|l,{∠メL//' 〃/ハ. ! }／ 人ヽ 〉' 亡>j〈;;'ｿ〉/ /'ノ//// } } ハ ちちうえー？ ＼)八),ト､〉 ´ ´ノ_ﾉ乂〃ハノ' r-ゝ ､ノ（{ﾉ c ' 〈;;ソﾙノ ﾉ､ L,/ r ''',ニ=､'′ヽ､__ _,.ｒく{ _∠__ } } .r┴/ ヽ>'⌒ヽノ/ ￣ヽＮ}入ﾆ＜（乙、 ﾄ､_{ ｀'{ ,. -┴v { ヽて｀ヽ} ￣ 〈ヽ ＞'" l | ノ ／ .〉 V〈 l ! く ＿＿＿_ ／ ＼ ／ ─ ─ ＼ マルティナ、エピファニア。 ／ U （●） （●） ＼ | （__人__） U | ＼ ｀ ⌒´ u ／ ＿＿＿_ ／ ＼ ごめんお、起こしてしまったようだお。 ／ ─ ─ ＼ ただ悪夢にうなされてただけなんだお。 ／ （⌒） （⌒） ＼ | （__人__） U | 何でもないお、さあ早く寝るんだお。 ＼ ｀ ⌒´ u ／ ＿＿＿_ ／ ＼ ･･･・・・ ／ ─ ─ ＼ ／ （●） （●） ＼ | （__人__） U | ＼ ｀ ⌒´ ／ ＿＿＿_ ／ ＼ (・・・やる夫は何も救うことができないのかお。) ／ ─ ─ ＼ ／ （○） （○） ＼ | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ ――― やる夫は ・・・・・・無力だお エウドキアの死により絶望の淵へと落とされたヘラクレイオスであったが 彼の受難はこれで終わりではなかった。 この後、帝国の命運そのものを揺るがす大事件が起こるのであった。 ::::.:::.:.:.::.:.::.::.:.::.:.:.:.::.:::.:.:.::.::.::.:.:.::.:.::.:.:.:.::.::.::.::.::.::.:.::.::.::.:.::.::.::.:.::.:.::.:.:.::.:.::.:.: ...:..:.:..:...:.:.:..:..:.:.:..:.:..:.:.:.:..:..:.::..:.:..:.:.:.:.:..:.:..:..:.:.:..:..:..:.:.:..:.:.:..:.:.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:.:.:..: . ..:.:.. .. . ...:.:.:..:... ..:.:.:... . . .. .:.:.:.:.... ....:.:.:.. ..:.::..:... ....:.. ... ... ...:.:. . ... ....:.:.:.:.::.. ..,,;;;;;::::::::... , '"" ""''` . , ' ｀:､ ,! l. l ! ""''''""""'"""''""""'""'''""""''""'""""''"'"'"""'"'"'""""'""""'""'' 「やる夫がバシレウスになるようです」 第五章 エウドキアの死 終わり 六章へ続く。 9時に終わるはずが予想以上に時間がかかってしまいましたorz そして「遥かなる、恋と戦いの詩」を謳っておきながら戦闘がほとんどないのは仕様ですorz もう少ししたら戦いも始まる予定であります。 イチオツ！ 次回も楽しみにしております 新鮮な気分で読めて楽しいです。 やっぱり歴史は魅力的な人物との邂逅が醍醐味ですよね。
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